こんにちは。ジョブセンスリンクぷらす編集部です。
9月に入り、不安定な天気が続いていますが、今週は少し落ち着いていますね。
そんな9月を当編集部はどう過ごしているかと言いますと、、、
はい、相変わらず連日連夜『お仕事帰り』ではなく『飲み会帰り』のビジネスマンに囲まれながら家に帰り、その後一人寂しく手酌酒、翌朝起きたら九分九厘の確率で目が腫れて充血しているといった感じの日々を送っております。
因みに、そのことを上司に皮肉を込めて伝えたら、「ある意味ではなかり ”リア充” だね。」と言って笑っていました。眉間にボールペンで牙突零式を打ち込んでやろうかと思いました。
こんな事を言うと、中には「何故そんなになってまで働くの?」と思う方もいらっしゃるでしょうね。でも理由は簡単です。
コレ食うために働いてます!!
都内では超希少な並管髭(ナミクダヒゲ)エビの握り!!
というわけで、今週もやります。
「コレ食うために働いてます。」
このコーナーは、毎日クタクタになるまで働いているのに、これといって大した趣味もないので、出費といえば結局 ”食べることくらい” といった我々編集部が「どうせならこれも記事にしよう」と、浅はか且つゆる~く始めたグルメ記事コーナーです。
今回は、我々が月に一度のご褒美としてちょくちょく行っている築地のお寿司屋さん
「秀徳本店 紀之重(旧:紀ノ重 築地本店)」です!!
こちら紀ノ重は、なんと江戸時代から400年続く仲卸が直営する江戸前寿司店で、有名な老舗寿司店が軒を連ねる築地市場(場外)の中でも知らない人はいないと言われる程の名店です。
※2014年11月より店名が紀之重 本店から秀徳本店 紀之重に変更となっています
確固たる人気の秘密は何と言っても、極上素材の持ち味を最大限に生かしたクオリティーの高さに対してリーズナブルな値段設定を実現しているところ。また近郊にある高級寿司店のような格式高い感じもないので、誰でも気楽に行ける佇まいというのも嬉しいところです。
それでは、早速お店までの行き方を、、、
東京メトロ「築地」1番出口を出て左に歩いてください。
築地本願寺を左に見ながらそのまま真っ直ぐ歩き交差点の横断歩道を渡ります。
渡ったところで左折してもいいのですが、商店街方面の方が楽しいので真っ直ぐいき、
刃物屋さん手前の角(商店街に入って最初の角)を左折すると、
築地らしい風景が広がりますので、真っ直ぐ進みましょう。
途中、お寿司屋さんがいっぱいありますが、誘惑に負けずまだ真っ直ぐです。やがて、、、
突き当りに出ます。右折してまた少し歩くと、、、
左手にこの看板がありますので、この路地に入りましょう。
奥に「鮨」と書かれた提灯が見えます。到着です。
この日は12時前に来れたのと雨というのが重なっているせいか並ばずに入れそうです。
入り口はこんな感じですが、怖がらずに入っちゃいましょう(笑)
いざ中に入ると奇跡的に1席だけ空いていました。運が良かったっぽいです。
大将が仕事しています。何かしらを炙っています。
カウンター10席程の小さなお店ですが、ところどころに、
風格が漂っています。
店員さんが あがり を運んでくれると、こんな感じで大将が注文を聞いてくれます。
要はおまかせ握りの松竹梅ですね。
どのコースもネタは決まっていないですが、一貫くらいなら「これは必ず入れてください」 と言えば、その他のネタで上手く調整して金額内におさめてくれます。
※ネタによっては不可能なこともあるかもしれないので必ず確認しましょう
でもこの日は取材だし、食べたい(撮りたい)ものが一貫で済まないくらいあったので、4000円のを注文。
※普段は2700円コースが殆どです(笑)
出汁のきいた優しい味の玉子をいただきながら待ちます。
ではこれからお寿司を紹介していく前に、ここ紀ノ重のお寿司の特徴をお伝えしておきます。
紀ノ重の美味しさの秘密としてまず挙げられるのが、ネタの良さです。提供する日の朝一番に手と舌であぶらのノリを確かめ競り落とした近海天然まぐろをはじめ、その他の旬の魚や貝類もその時に一番良い状態のものを必ず使ってくれます。
そして次に挙げられるのがシャリ。赤酢をベースとした門外不出の秘伝配合によって完成されたシャリは、全てのネタの甘味と旨味を最大限に引き出してくれます。
それではこの日のラインアップを順番通りに紹介していきます!
真鯛
皮目を軽く炙ってあり、柑橘の果汁と岩塩でいただきます。
さんま
こちらも表面を軽く炙り、大根おろしと醤油でいただきます。
帆立
心地よい食感を出すために飾り包丁を入れ、プチプチのいくらを載せています。柑橘の果汁と岩塩でいただきます。実はいつも陰のお目当だったりも。
マグロ(赤身)
こだわりの近海天然マグロの赤身は味の濃さが抜群!お醤油でいただきます。
アラ汁
ちょうど欲しかった絶妙のタイミングで出てきました。
金目鯛
伊豆の金目鯛。真鯛と同様に皮目が軽く炙られてます。岩塩でいただきます
雲丹
ここの雲丹は常にその時期に最も美味しいものを提供してくれるのですが、今は北海道知床産のバフンウニ!!
一見、不純物が混ざっているように見えるかもしれませんが、実はこれこそが昆布を食べて育った証拠。その風味を存分に味わえるよう岩塩のみでいただきます。
ミル貝
「食べてミル貝?」というダジャレ混じりに出されました(笑)ミル貝は食感が最高ですよね。
並管髭エビ(ナミクダヒゲエビ)
待ってました!今回のお目当て!!
こちらは鹿児島(錦江湾)の深海で穫れるエビで、その捕獲量は極少量。ゆえに鹿児島県外には殆ど出回らない代物なんですが、ここ紀ノ重は地元漁師と直接契約を結び独自のルートで仕入れているんです。
深海特有の甘みと旨味に甘海老に近いトロッとした食感ですが、その甘味は甘エビとは段違い!そんな並管髭エビを ”生” というだけではなく、極上の握りでいただけるというのですから、もう最高です!!
身を食べた後はミソたっぷりの頭をカリっと焼いて出してくれます。
つきなみですが、本当に頬が落ちる美味しさです!!
マグロ(トロ)
「炙り」にして大根おろしと醤油でいただくか、
定番の「生」でいただくかを聞いてくれます。※今回は写真のために単品で注文しました
このサシのキメの細かさを見れば、口溶けと美味しさは語るまでもないと思います。
江戸前穴子
こちらも上記2つに負けじと劣らずの人気ネタです。フワフワに蒸した穴子をさっと炙り、岩塩のみでいただきます。
〆の手巻き
この日はトロタク(トロと沢庵)の手巻きでした。ネタの旨さは勿論のこと、ここで味わって欲しいのはやはり海苔!有明産の最上級の海苔はパリパリ感も風味も最高です。因みに聞けば何処で売ってるか教えてくれます。
以上、至高の握り10貫と手巻き寿司でした!!
因みに、2700円コースでも品数は同じですし、並管髭エビは入っています。(と思われます)
とまぁ、今回一番お伝えしたかったのは並管髭エビなわけですが、こちら「紀ノ重」はこだわりにこだわり抜いた渾身の旬の握りをリーズナブルなお値段から食べられる最高の寿司店です。皆さんも是非行かれてはいかがでしょうか。