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  • 文章: Lee Basford | 写真: Lee Basford

    Biwakoguma: Osaka to Tokyo

    僕が初めて石津毅さんに会った時は、彼のハンドメイドバイクプロジェクト「びわこぐま」について僅かに知っている程度だった。後になって知った彼のスチールフレーム作りの始まりは、ある部分は成り行きで、ある部分は彼が鉄の職人としてすでに身につけていた技術に起因するものだった。彼が長いブランクを経て、サイクリングを再び楽しもうと思ったのは4年前のこと、比叡山のヒルクライムレースに出場することを決めてからだ。京都のガンウェルでレースを走るためのフレームを北島有花さん(日本で唯一の女性NJSフレームビルダーだ)にお願いしたものの納期に折り合いがつかず、彼女に頼み込んで、彼女に教えてもらいながら自分でフレームを作ることになったのだった。サイクリングへの新しい情熱はこうして点火され、彼はチーム「びわこぐま」を立ち上げた。ここに所属する地元のライダー達は、みな自分自身で手がけたフレームでライドを楽しんでいる。琵琶湖の南、山間にある石津さんの工房で自分のフレームを作るのだ。作られるバイクは石津さんの趣味を生かしクラシカルなたたずまい。モダンなバイクに当然のように付いてくるパーツではなく、ポリッシュな鉄感あふれるパーツ構成を好み、直に変速を体感できるという理由からWレバーを装着していて、それは彼の息子のバイクでもそうなのだった。これは彼の信条なのだが、この方式から始めれば、若いライダーも何がどう働いて変速するのか仕組みをよく理解するようになる。とりわけ、便利で簡単な最新のシフターで考えなしに変速を覚えそうな若者には大事なことだ。昨年、びわこぐまのメンバーは八ヶ岳で開催されたRapha Women’s Prestigeへの参加を決め(ロードライドとは何か、という考えを劇的に変えてしまうようなイベントだ)、その女性へ向けた挑戦の考え方が彼らを突き動かし、メンバーのそれぞれはタフなグラベルロードに適したフレームを作り上げた。この6月にニセコで開催されたRapha Presige Nisekoを走る前には、すでに石津さんはRaphaが何者であるか、そしてサイクリングに関して自分と似た哲学を共有していることに気づいたのだった。

    この夏、彼は大阪から東京までを10才になる息子、鉄太郎(字義は、鉄の少年だ)とともに走破するプランを考えた。都市間の道をつなぐ、日本横断650km、獲得標高6,000mの旅。サイクリングの軽快さを重要視して、彼らの荷物は最小限に抑えられた:着替え1セットと携帯工具、スマートフォン、お金。ロードライドの軽やかなフィーリングと自由の感覚は損ないたくないから、重い荷物を背負う理由なんてないのだ。

  • まず最初の目標は、都市部の道をできるだけ早く離れること。ラッシュアワーの時間帯、数多い信号や絶え間ない交通量の多さはライドに最適な状況とは言えない、特に10歳の少年と一緒に走るのであれば。裏道やトンネル につながる地下道を走れば、淀川沿い。早朝の釣り人やこれからサッカーの練習に向かう学生を通り越していく。この眺めは驚くほど平和で、日々変貌していく東京に比べここ大阪のコンパクトさに気づく。

    初日の中頃には、琵琶湖南岸にたどり着き、大津にてお弁当休憩。僕は彼らが今日を走りきれるか心配になっていた。見たところでは、二人とも消耗し切っているようだったし、彼ら自身そのことに気づいていないようだ。日本の夏といえば聞こえはいいが、実際はそうじゃない。ここで僕はノエル・カワードが “Mad Dogs and Englishmen” で歌っていたことを理解する。もし日本の夏にライドをしたことがないのなら、一番それに近い体験はサウナで一日中サイクリングする、ということになる。湿度は何もかもを困難にするし、日射病は現実の問題としてそこにある。危険なのだ。初日の気温は耐え難いほどに厳しくなってきて、短いこの休息でお互いに冷たい水をかけ合ってリフレッシュして、それでも一日が進むにつれ父も子も消耗していった。けれど二人は決然としていた。明日の朝、130kmの間またこの厳しい暑さが続くかもしれないことを彼らはどう思うのだろう。それが僕には気がかりだった。

  • 夏に日本を走るなら、午前5時スタートは最悪の暑さを避けるために不思議なことではない。しかし一日中走るのであれば、だた不要に日焼けするのを遅らせることにしかならない。2日目はより長く、より登る工程。160kmに1,542mの獲得標高のライドは、高いところまで登ってもまだ強烈に暑くて、容易なものではないことは彼らの表情から明らかだった。林間では時に茂った葉が太陽の光を和らげてくれた。朝、米原から走り抜けてきた開けた田園地帯より幾分も心地よい。ゆっくりと夜が近づいてくると、見えている曲がりくねった道の景色と一緒に雰囲気が変わってきた。デコレーショントラックが遠くで大桑村に向かって闇を切り裂く。ライダーたちはしばらくは前へと進み続けていたが、狭いトンネルの連続とかっ飛ばしていく重量級トラックを経験して、もっと静かな裏通りを行くことにした。今夜のベッドへと続くこの道は、今やほとんど無音で、ただランダムに出現する街灯だけがぽつぽつと光っていた。

  • 八ヶ岳を抜けて野辺山へ至る3日目はここまでで最も厳しい行程。見事な野菜畑に挟まれた荒涼とした風景は、Prestigeのルートを一部使用する2,200mUP。多くの浮世絵にも描かれてきたハードな塩尻峠が含まれている。この時点で僕は鉄太郎に対する敬意を一新した。こんな風景の中で、そして車輪の上で、10才の少年の勇敢さが増大していく様に感動を覚えたのだった。大阪で僕が出会ったシャイな男の子から、たったの数日で勾配に応じてしかめっ面か笑顔をこちらに見せてくれるタフなライダーになった。カメラはもう問題ではなかった。苦しむことが確実に彼の人生を変えている。6,000mに及ぶヒルクライムは尚更だろう。

    石津さんにとって息子とともに絶景を、そして二人きりの時間を最も楽しんだのは車の通らないこの山中だったが、鉄太郎にとってはたださらなる山と悲劇の連なりだった。消耗は様々にやって来た。少年は純粋に肉体的に、子の安全を四六時中案じている父は、より精神的に。

  • 石津さんが東京を走るのは初めてのことではない。最初にフレームを制作して以来、テストとして長距離を乗り、自らの創作物と時を過ごし、物質主義の最中にある人生を思い、それを理解しようと努めてきた。今回は違う。何か新しいところがある。自分の息子と一緒に走ることと、そこでの発見。それがこの旅であり、鉄太郎にとっては冒険でありながら学びの体験であり、彼ら二人にとってかけがえのない思い出となる。

  • ここまでで少年が疲れているだろうと踏んで、最終日は秩父から東京まで80kmの比較的イージーなルートが選択された。埼玉の広大な山に囲まれた景色は牧歌的な背景となり、東京まで伸びる道には多少の登りがあったものの、本当の困難は山を貫く2kmにも及ぶトンネルだった。巨大なクルマが脇を通り抜けるのはライダーにとって気を遣う場面だ。日本にはたくさんの山があり、たくさんのトンネルがあり、おそらくそのために日本人は世界に名だたる先進的なトンネルの技術を有しているのだろうと思う。

    緑木そして広々とした農地の風景がコンクリートになり、茶畑や畑が主要道路と高速道路の高架に挟まれるようになってくると、東京の端へと今差しかかっているのだということがわかる。交通量が増えているにも関わらず、クルマの速度は遅くなるので、むしろ快適に感じられる。タクシーの数が増え始め、自動販売機を見かける頻度も増し、脈絡のない音楽が、東京の不規則に広がる動脈の整然としたカオスの中で音を強める。僕にとっては帰宅の途だけれど、鉄太郎にとっては人生の大いなる経験をしてからの、初めての首都でのサイクリングは生涯忘れないものになるだろう。原宿駅へと至る代々木公園の丘を登り、丹下健三による象徴的な国立競技場を過ぎ、ペースはリラックスしたものになる。ゴールのサイクルクラブ東京はもう目と鼻の先にあることはわかっている。こんな大変なライドを完遂した時の感情はどんなものなのか僕にはわからないし、彼の体験を直ちに理解することもできないけれど、ゴールしなきゃいけないというプレッシャーはこの少年には過大なものだったろう。この短い期間に、たくさんの感情があった。苦しみ、ご機嫌、恐れ、喜びそして痛み。彼はこれらの感情をじっくりと自分のものにしていくだろう。

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