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[14日 ロイター] - 米アップル(AAPL.O)は14日、新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)6S」、「6Sプラス」の販売状況が、昨年の新機種販売後初の週末に記録した1000万台を超える勢いだと明らかにした。
事前予約の具体的な受付件数は公表していない。アナリストらは、最初の24時間に約450万件の事前予約があったと推計。昨年同期間は400万件だった。
ただ昨年の数字には中国が含まれておらず、「アップルにとりクリアすべきハードルを下げた」(BGCパートナーズのアナリスト、コリン・ギリス氏)との指摘も出ている。中国での「アイフォーン6」、「6プラス」の発売は当局の承認の関係で遅れた経緯がある。
アップル株価は当初、滑り出し上々との発表を受けて2.3%高まで買われたが、その後は0.7%高まで押し戻されている。
アップルは12日から予約受付を開始、25日から出荷を開始する。
アップルは、6Sプラスへの需要が、事前予約期間の見通しを上回ったと説明、需要に追い付くよう取り組んでいるとした。
同社広報担当は「6Sと6Sプラスに対する顧客の反応は極めてポジティブで、週末の予約状況は世界的に非常に力強い」と述べた。
IDCのジョン・ジャクソン氏は「アップルはこれまでも自らの好業績を塗り替え続けてきたが、アイフォーン6超えはかなり困難に見えた」と指摘。「だが好調な滑り出しを見せていることは非常に勇気付けられる兆候」とし、アップルが勢いを持続できるのかとの市場の懸念を和らげたとの見方を示す。
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