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「命のビザ」の杉原千畝たたえる記念行事
9月5日 4時25分

「命のビザ」の杉原千畝たたえる記念行事
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第2次世界大戦中、ナチス・ドイツに迫害されていたユダヤ人にビザを発給し、命を救った日本の外交官、杉原千畝をたたえる行事が現地のリトアニアで行われ、参加者たちが戦時にあっても人道的な行動を貫いた勇気を振り返りました。
杉原千畝は、リトアニアで副領事を務めていた1940年、ナチス・ドイツの迫害を逃れて領事館に押し寄せたユダヤ人に、人道上の立場から、本国の指示に背いて日本の通過ビザを発給し、およそ6000人の命を救ったとされています。
杉原が現地を離れてから75年になる4日、当時の首都カウナスで記念の行事が行われ、杉原ゆかりのホテルと駅で新たなプレートが披露されました。
杉原は領事館を閉鎖したあともホテルや駅でビザを発給し、プレートには杉原の肖像とともに出発直前まで「命のビザ」を発給し続けたことが刻まれています。
また、参加者たちはかつて領事館の建物だった「杉原記念館」を訪れ、戦時にあっても人道的な行動を貫いた勇気を振り返りました。
親戚をホロコーストで失い、みずからも杉原が発給したビザでアメリカに逃れたポーランド出身の女性は「杉原さんがいなければ、私はあなたたちに語りかけることも出来なかった」と述べ、杉原への深い感謝の気持ちを表明しました。
また、リトアニアのベケシュウス外務次官は「杉原氏は尊敬すべき外交官で、みずからの良心に妥協しなかった」と述べ、杉原の勇気をたたえていました。

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