国際サッカー連盟(FIFA)次期会長選挙に出馬した鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会名誉会長が、ミシェル・プラティニ欧州サッカー連盟(UEFA)会長を支持する推薦書を送ったアジア・サッカー連盟(AFC)の組織的で違法な選挙介入を強く批判した。
鄭夢準氏は3日、ソウル市内のサッカー会館で、サルマンAFC会長がこのほど加盟国に発送したプラティニ氏支持推薦書のコピーを公表した。推薦書のコピーには、候補者氏名としてプラティニ氏を意味する「MP」というイニシャルと、プラティニ氏以外の人物は支持しないという内容の文章が書かれている。プラティニ氏支持推薦書は鄭夢準氏が出馬を宣言した韓国と、アリ王子が出馬すると言われているヨルダンを除くすべての加盟国に発送されていた。鄭夢準氏は「秘密投票の原則にもかかわらず、公に支持声明を誘導するのは明白な不正選挙であり、違法な選挙運動を自ら申告したことになる」と指摘した。
さらに、鄭夢準氏は「今週初め、FIFA選挙管理委員会と倫理委員会にサルマンAFC会長や受益者であるプラティニ氏ら関係者の違法行為に対する調査と推薦書無効を要求するメールを送った」と明らかにした。また、「各大陸連盟が広範囲に書簡を送っているが、果たしてプラティニ氏が知らなかったのか疑問だ。『私が一番人気がある』『元・人気サッカー選手』という慢心やごう慢な考えから、プラティニ氏は選挙の基本を損なっている」とも述べた。