伊藤唯行
2015年8月23日15時22分
都会を走る電車の車両が、ローカル線で「第二の人生」を送ることも多い。様々な会社がある中で、東急電鉄(本社・東京都渋谷区)の車両は、全国の少なくとも12路線で走っている。人気の理由はどこにあるのか。
埼玉県北部を走る秩父鉄道。のどかな風景の中を走っているのは、数年前まで東京と神奈川を結ぶ東急田園都市線で活躍していた車両だ。全53両中33両を東急電鉄の中古車が占める。担当者は「東急の車両は車内の装備も新しく、省電力型なのでコストも抑えられる」と評価する。
日本海側の富山地方鉄道も2013年、初めて東急の中古車両を導入した。他社の車両を使ってきたが、東急の車両は「車内が広く、混雑時でも多くの人を乗せられる」という。
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朝日新聞社会部
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