トップページ社会ニュース一覧東電旧経営陣強制起訴 検察官役の指定弁護士選任へ
ニュース詳細

東電旧経営陣強制起訴 検察官役の指定弁護士選任へ
8月20日 15時04分

東電旧経営陣強制起訴 検察官役の指定弁護士選任へ
k10010196271_201508201626_201508201629.mp4
検察審査会の議決によって、原発事故の刑事責任を問われることになった東京電力の旧経営陣3人を起訴する検察官役の「指定弁護士」に、弁護士会から3人が推薦されました。裁判所は21日にも、3人を指定弁護士に選任する見通しで、刑事裁判に向けた準備が本格的に始まります。
東京電力の勝俣恒久元会長(75)、武黒一郎元副社長(69)、武藤栄元副社長(65)の3人は、先月の検察審査会の議決によって、福島第一原子力発電所の事故で病院から避難した患者の容体を悪化させ、死亡させたなどとして、業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴されることになりました。
東京地方裁判所は、検察官の代わりに起訴して裁判を担当する「指定弁護士」を選ぶため、第二東京弁護士会に推薦を依頼し、20日に刑事裁判の経験などをもとに、3人の弁護士が推薦されました。東京地裁は21日にも、3人を指定弁護士に選任する見通しです。
指定弁護士は検察から事件の記録を引き継ぎ、必要があれば補充の捜査を行って、元会長らを起訴することになっていて、刑事裁判に向けた準備が本格的に始まります。
裁判が開かれる前には争点の整理が行われることから、初公判は来年以降になるとみられます。

関連ニュース

k10010196271000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ