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天津爆発事故、倉庫会社幹部が「安全認可獲得でコネ利用」と告白

ロイター 8月20日(木)9時59分配信

[天津(中国) 19日 ロイター] - 中国国営の新華社は19日、これまでに114人の死亡が確認された天津市の大規模爆発事故に絡み、現場の化学物質倉庫を所有する企業の幹部らが防火や安全管理の審査を通過するために当局との「関係(コネクション)」を利用していたと伝えた。

【写真】爆発で地表にできた巨大な穴

新華社は、警察に身柄を拘束されているこの企業の幹部、董社軒氏(34)とのインタビュー記事を配信。同氏は「私は警察や消防当局とコネがある。私が彼らに資料を渡せば、すぐに認可をくれた」と話した。贈賄の事実には触れなかったという。

中国の国営メディアは、重大な事故や事件で拘束された人物の告白記事・画像を公判前に伝えることがある。

最終更新:8月20日(木)14時19分

ロイター