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橋田壽賀子さん脚本家引退宣言「ホームドラマが生きられない時代」

スポニチアネックス 8月20日(木)10時24分配信

 脚本家の橋田壽賀子さん(90)が20日に放送されたフジテレビ「ノンストップ!」(月〜金曜前9・50)のインタビューに応じ、脚本家引退を口にした。

【写真】今年1月には生涯現役を宣言した橋田さんだったが…

 現在は熱海の自宅で“終活”中だという橋田さん。「今のテレビドラマ見ていても書きたいと思わなくなりましたね」と創作意欲が湧かないことを明かし、「私の時代じゃないなっていう気はしますね」とポツリ。

 「俳優さんを本当に存じ上げないですよ、若い人たち。名前も知らないし。それじゃ書けませんよ、お仕事来ませんよ」と笑い飛ばしながら「ミステリーと、どこ見ても不倫みたいな感じとか。何でもないホームドラマが生きられない時代になったって思うんですよね。だったらもうやめてもいいなっていう気がする」と話した。

 ずっと売れっ子脚本家として突っ走ってきて「ほとんど50年毎日締切に追われて」いたが、脚本を書かなくなった今は「その締切からやっと解放されて。その解放感はないですよね」と笑顔を浮かべた。

最終更新:8月20日(木)12時1分

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