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東京五輪まで5年 新国立競技場 課題多く
7月24日 4時00分

東京五輪まで5年 新国立競技場 課題多く
2020年東京オリンピックの開幕まで、24日でちょうど5年です。
東京オリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場を巡っては、政府が整備計画を見直すことになったものの、建設費をどの程度まで抑えて、2020年春の完成に間に合わせることができるのか、さらに選手の声も反映させた施設にできるのかなど、5年後へ多くの課題に直面しながら計画を進めることになります。
政府は、新国立競技場の整備計画の見直しに向けて、今月21日に関係閣僚会議を設置しました。今後は、秋の初めには新たな整備計画を策定したうえで、デザインも含めて設計と施工を一体的に選ぶコンペを行い、来年初めに工事を発注し、2020年春の完成を目指しています。
これまでの計画では、建設費が2520億円まで膨らんだことに多くの批判が集まって、「ゼロベースでの見直し」に至っただけに、建設費をどの程度まで抑えられるのかが、最大の焦点となります。
また、完成時期は、予定どおり進んでも、2020年7月の開幕まで3か月程度しかなく、何らかのトラブルがあれば間に合わなくなるおそれがあるほか、完成の大幅な遅れに伴い、会場の運営の確認などを行うテスト大会の開催計画の変更など、大会準備への影響が避けられない可能性も出ています。
さらに、陸上の練習用の「サブトラック」の常設や、サッカーのワールドカップ招致を見据えた8万人の観客席の確保など、選手や競技団体の声も反映させた施設にできるのか、多くの課題に直面しながら計画を進めることになります。

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