大畑滋生
2015年7月24日08時20分
酪農・乳業の業界団体「Jミルク」は23日、今年のクリスマスシーズンは、深刻なバター不足は起こらない、との見通しを公表した。この時期、生産と輸入を合わせた「供給」を「需要」が上回る見通しだが、乳業メーカーの在庫が前年より2割ほど増えているためだ。
前回発表の5月下旬時点では、2015年度は全国で7100トン不足すると予想。それを受けて農林水産省が1万トンを緊急輸入すると決めた。
年度を通しての不足は解消した。しかし、時期を区切ると7~9月期の需給の余裕はわずか100トン。クリスマスケーキやおかし向けの需要が集中する10~12月期は、1300トン不足すると見込む。
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