国内初の電気式産業ロボット選定 学会、機械遺産に計7件機械遺産に選定された全電気式産業用ロボット「MOTOMAN―L10」(安川電機提供) 日本機械学会は23日までに、歴史的に意義のある機械遺産に、国内初の全電気式産業用ロボット「MOTOMAN―L10」(所在地・北九州市)や「自動包あん機105型」(宇都宮市)など7件を選定した。 MOTOMAN―L10は、安川電機がモーター技術を応用して全電気式で製品化し、1977年に販売。従来の油圧式と比べ操作しやすくなり、現在の産業用ロボットの原型となった。 自動包あん機105型は、職人の手作業で行われていた和菓子のあんを包む作業を機械化した世界初の包あん機101型などを改良し、66年に発売された普及型。食品業界の近代化に大きく貢献した。 【共同通信】
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