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欧州中銀 政策金利の水準維持を決定7月16日 22時17分
ヨーロッパ中央銀行は、単一通貨ユーロの金融政策を決める定例の理事会を開き、過去最低になっている今の政策金利の水準を維持することを決めました。今回の理事会では、ギリシャの銀行に対する資金繰り支援のための資金供給を拡大するかどうかについても議論したとみられ、結果が注目されています。
ヨーロッパ中央銀行は16日、単一通貨ユーロの金融政策を決める理事会を、ドイツのフランクフルトの本部で開きました。その結果、主要な政策金利を過去最低の水準となっている今の年0.05%のまま据え置くことを決めました。
ユーロ圏では、先月の消費者物価指数が前の年の同じ月と比べて0.2%の上昇と、2か月連続でプラスとなったことでデフレへの懸念が和らいでいる一方、ギリシャの債務問題や中国の景気減速への懸念を受けて、株式市場や債券市場が乱高下するなど、金融市場が不安定になっています。
このため、ヨーロッパ中央銀行としては、景気や金融市場の動向などを当面、見極める必要があるとして、政策金利の水準を維持することを決めました。
また、ヨーロッパ中央銀行は今回の理事会で、ユーロ圏各国がギリシャへの新たな金融支援の協議を始める条件としている構造改革の関連法案をギリシャの議会が可決したことを受け、ギリシャの銀行に対する資金繰り支援のための資金供給を拡大するかどうかについても議論したとみられ、結果が注目されます。
ユーロ圏では、先月の消費者物価指数が前の年の同じ月と比べて0.2%の上昇と、2か月連続でプラスとなったことでデフレへの懸念が和らいでいる一方、ギリシャの債務問題や中国の景気減速への懸念を受けて、株式市場や債券市場が乱高下するなど、金融市場が不安定になっています。
このため、ヨーロッパ中央銀行としては、景気や金融市場の動向などを当面、見極める必要があるとして、政策金利の水準を維持することを決めました。
また、ヨーロッパ中央銀行は今回の理事会で、ユーロ圏各国がギリシャへの新たな金融支援の協議を始める条件としている構造改革の関連法案をギリシャの議会が可決したことを受け、ギリシャの銀行に対する資金繰り支援のための資金供給を拡大するかどうかについても議論したとみられ、結果が注目されます。