北朝鮮の人民武力部長に朴映式氏

玄永哲・人民武力部長の後任に朴映式氏が就任している事実を確認

 今年4月に粛正された北朝鮮の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)の後任に、朝鮮人民軍の朴映式(パク・ヨンシク)大将が任命されていたことが分かった。朝鮮中央通信は11日、平壌で北朝鮮とラオスの軍事代表団幹部らが会談を行ったニュースを伝える中で、北朝鮮の人民武力部長が朴映式氏であると伝えた。朴映式氏が人民武力部長であることを北朝鮮メディアが正式に報じるのはこれが初めて。

 朴映式氏は故・金日成(キム・イルソン)主席の誕生日に当たる2009年4月15日に中将となり、昨年4月には朝鮮人民軍総政治局組織部局長に就任すると同時に上将(大将と中将の間の階級)に昇進。さらに玄永哲氏が粛正された先月29日には大将へと非常に早いペースで昇進を重ねていた。世宗研究所統一政策室の鄭成長(チョン・ソンジャン)室長は「朝鮮人民軍の対外事業と福祉を担当する人民武力部長が、金正恩氏が権力を握った後だけでもすでに5人交代している。これは朝鮮人民軍指揮官たちの地位が非常に不安定であることを示すものだ」とコメントした。

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