鉄道やバスなどの公共交通機関の車両内でよく目にする、週刊誌の中吊り広告風「週刊野菜」のポスターが味わい深くてじわじわきます。
週刊誌の中吊り広告といえば鮮烈でショッキングなキャッチコピーなどで我々の興味をそそる巧妙な文章が見出しにおどっていますが、よく読むと「えー、そうだったの!?」というものもあれば「あ、はい(知ってました)」的な内容だったりするものも数知れず。
「週刊野菜」の見出しでは「ブロッコリー『ほぼ木』関係者暴露」「ピーマン『放っておくとどんどん赤くなって若干怖い』」「総力スクープ『独り暮らしでかぼちゃ買うと余る』」など“お野菜あるある”のオンパレード。それなのにこの衝撃スクープっぽさ!! 中吊り広告のレイアウトや文言の特徴をとらえるのがうますぎる。そしてモノクロのお野菜がワケあり感をかもしだしています。これトマトとキュウリ絶対デキてるでしょ……。お野菜情報通が気取れますね。
元々は製作者のダ・ヴィンチ・恐山さんがオモコロとウレぴあ総研の姉妹媒体「オモトピア」にて行った「野菜ジュースを中吊り広告にしてみる」という企画。野菜ジュースのパッケージが「週刊文春」の中吊りとどことなく似ているんじゃないかという発想からスタートしたそうです。目の付け所がすごい。
オモトピアの元記事ではポスター完成までの工程とともに、「野菜がジャニーズ事務所に所属していた場合の表紙」という特定層のハートに直撃するおまけもあるので要チェックです。
(高城歩)
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