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米無人探査機が冥王星に最接近
7月14日 21時28分

NASA=アメリカ航空宇宙局は日本時間の午後9時前、冥王星に無人探査機「ニューホライズンズ」が最接近したと発表しました。15日午前には探査機からの信号が届く予定で、冥王星の実態に迫るこれまでにない鮮明な画像やデータなど今後の観測に期待が高まっています。
これはNASAが発表したもので、無人探査機「ニューホライズンズ」が日本時間の午後8時49分57秒、冥王星におよそ1万2000キロの距離まで最接近したということです。地球と探査機との間の通信には片道4時間以上かかることから、NASAはこれまでの飛行の軌道や速度を基に最接近したと判断したということです。
探査機の地上管制室があるアメリカ東部・メリーランド州のNASAの関連施設では関係者とその家族ら300人以上が集まり、最接近が伝えられると、大きな歓声が上がりました。冥王星は2006年に国際天文学連合が惑星の定義を見直すまで太陽系の9番目の惑星として親しまれてきた天体で、5つの月を持ち、太陽の周りを回るだ円形の軌道を248年かけて1周するなどさまざまな特徴を持つことで知られています。探査機は冥王星の大きさをより正確に測るなどすでに成果を出していて、探査機の無事が確認できれば、冥王星の実態に迫るこれまでにない鮮明な画像やデータなど、今後の観測に期待が集まっています。

冥王星の最新画像 ツイッターなどで公開

NASA=アメリカ航空宇宙局は冥王星に最接近した無人探査機「ニューホライズンズ」が最接近の前に撮影し地球に届けた冥王星の新たな画像をツイッターなどで公開しました。
画像は冥王星の地表を鮮明にとらえていて、南半球にあるハート型にも見える地形が見事に映し出されています。冥王星は色が濃い場所は茶色、薄い場所は白色に見え、表面はクレーターのような模様が各地に無数にあることが分かります。「ニューホライズンズ」がこれほど鮮明な画像を地球に届けるのは初めてです。

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