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癖から個人を特定する技術「捜査に活用」7月14日 18時20分
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人の歩き方を細かく分析して歩く癖などから個人を特定する最新の技術が14日東京・江東区で報道陣に公開されました。この技術は事件の捜査などに役立てようと、警察が試験的に活用を始めています。
14日公開された技術は、大阪大学産業科学研究所の八木康史所長が開発したものです。歩く人の姿をカメラで撮影し、その速さや姿勢、手と足のふり方など8つの項目について調べて性別や年齢だけでなく、歩き方の特徴を細かく分析します。
これまでに集めた3500人のデータでは、歩き方を詳しく分析することで、94%の確率で個人を特定できたほか、歩き方から年齢を推定すると、これまでのケースでは実際との誤差は6歳程度だったということです。
この技術を活用すると防犯カメラに映った人物が犯人なのかどうか絞り込むことができ、50メートルほど離れていたところを撮影した映像でも解析が可能だということです。
八木所長が開発した技術については、警察も試験的に使い始めていて、これまでに事件の犯人を逮捕する重要な手がかりになったケースもあるということです。
14日は、この技術の捜査以外の活用例として、歩きながら簡単な計算をしてその正解率から脳の健康状態を分析し、認知症の予防やリハビリに役立てようとする取り組みも紹介されていました。大阪大学産業科学研究所の八木康史所長は、「一卵性の双子でも歩き方は全く異なり、歩き方にも個性があります。個人情報にも配慮しながら防犯カメラに映ったビッグデータを活用することで犯罪の捜査だけでなく警備や防犯にもつなげることができ、安全で豊かな社会に貢献できると思います」と話していました。
この技術は15日から来年4月まで東京・江東区の日本科学未来館で一般に公開され、参加した人はみずからの歩き方を詳しく分析することができます。
これまでに集めた3500人のデータでは、歩き方を詳しく分析することで、94%の確率で個人を特定できたほか、歩き方から年齢を推定すると、これまでのケースでは実際との誤差は6歳程度だったということです。
この技術を活用すると防犯カメラに映った人物が犯人なのかどうか絞り込むことができ、50メートルほど離れていたところを撮影した映像でも解析が可能だということです。
八木所長が開発した技術については、警察も試験的に使い始めていて、これまでに事件の犯人を逮捕する重要な手がかりになったケースもあるということです。
14日は、この技術の捜査以外の活用例として、歩きながら簡単な計算をしてその正解率から脳の健康状態を分析し、認知症の予防やリハビリに役立てようとする取り組みも紹介されていました。大阪大学産業科学研究所の八木康史所長は、「一卵性の双子でも歩き方は全く異なり、歩き方にも個性があります。個人情報にも配慮しながら防犯カメラに映ったビッグデータを活用することで犯罪の捜査だけでなく警備や防犯にもつなげることができ、安全で豊かな社会に貢献できると思います」と話していました。
この技術は15日から来年4月まで東京・江東区の日本科学未来館で一般に公開され、参加した人はみずからの歩き方を詳しく分析することができます。