クレジットカード入会審査における都市伝説のひとつに、『クレジットカード審査では銀行口座残高が見られているから、申込時に貯金が多い口座を登録したほうが審査に通りやすい』というものがあります。
この回答については、まぁちょっとよく考えてみればわかりますが、たとえばあなたが楽天カードに申込をした時に三井住友銀行の口座を振替口座として登録したとする。この際、楽天カード側が三井住友銀行に対して『うちのカードを申し込んできた人が、いくら貯金があるかを調べさせて?』と聞いたとしたら、銀行側はその要望に応えてくれるでしょうか?もちろんそれはNOですよね。
詳細を説明するまでもなく銀行としては、個人情報保護の観点どころか企業コンプライアンスを守るためにも、取引関係のないクレジットカード会社にそんな情報開示は出来ません。
つまり冒頭の都市伝説に対する回答としては、カード会社は入会審査をする場合であっても、申込者の銀行口座残高を調べることは出来ないということになります。
- クレジットカード審査時には銀行口座残高は調べられない
グループ企業ならば可能なケースも:
ただこれについては銀行のキャッシュカードとクレジットカードが一体になった、一体型カードを作る場合などの例外があるケースも。
例をあげると三井住友銀行の店頭カウンターで三井住友VISAカード一体型のキャッシュカードを作る場合などには、銀行員は間違いなくあなたの銀行口座残高を考慮した情報を三井住友VISAカード側に渡すはずです*1。
また、シティバンク銀行の店頭でダイナースクラブカードを申し込む場合など、銀行の営業マンがクレジットカード保有者を探している場合などにも口座残高が考慮される可能性は高いですね。こちらは口座残高が多い顧客に対して、優先的にクレジットカードが発行されている現状があります(下記例など)。
貯金はあるけど信用力に自信がないなら:
そのため、もしあなたが銀行口座残高に余裕がある場合には、メインバンクに行ってクレジットカードを作る…というのも、審査に通るためには面白い方法かもしれません。もしかするともしかすると、信用力が低くてもクレジットカード審査に通過できる場合もあるかもしれませんよ。
以上、クレジットカード審査では、銀行口座残高は見られている?口座残高が多いとカード審査に通りやすいのかどうかを解説…という話題でした。クレジットカード審査に自信がない方は、比較的入手がしやすいと言われている下記の年会費無料カード特集なども是非、チェックしてみてくださいね。
*1:入会審査をするのは三井住友銀行ではなく三井住友カード株式会社が行います。いくらの口座残高があるかどうか…ではなく、上客かどうかの情報は伝えるはずということです。