藤崎麻里、ワシントン=五十嵐大介
2015年7月14日12時37分
ギリシャ政府が1995~96年に円建てで発行した国債(サムライ債)のうち、14日に償還期限を迎えた約117億円分が、期限通りに全額返済された。このサムライ債を管理するみずほ銀行が同日、明らかにした。
国内外の金融機関や機関投資家、個人らが持っていたとみられる。ギリシャ政府は6月末、国際通貨基金(IMF)からの融資を返済できなかった。民間向けの支払いもできなければ格付け会社が債務不履行(デフォルト)と認定する可能性もあり、返済できるかどうかが注目されていた。
ギリシャはこのサムライ債を計900億円分発行。残りは、来年2月と8月が返済期限という。
一方、IMFによると、13日が期限のギリシャ向け融資の元本4億5600万ユーロ(約620億円)は、返済されなかった。(藤崎麻里、ワシントン=五十嵐大介)
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