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【茨城】

「TXの東京駅延伸を」 つくばみらいで沿線サミット

つくばエクスプレスとともに歩んだ10年について講演する片庭正雄・つくばみらい市長=同市のみらい平コミュニティセンターで

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 八月に開業十周年を迎えるつくばエクスプレス(TX)の沿線サミットが十三日、つくばみらい市紫峰ケ丘のみらい平コミュニティセンターで開かれた。つくばみらい、守谷市など沿線の自治体や商工業者ら約百二十人が、これまでの街づくりを振り返り、さらなる発展の方策を考えた。 (増井のぞみ)

 サミット実行委員会が二〇〇三年から沿線で開き十二回目。実行委員長の冨永照子さん(協同組合浅草おかみさん会理事長)は「今後の沿線交流を発展させたい」、守谷市の会田真一市長は「力を合わせて、TXの東京駅延伸を図っていきたい」とあいさつした。

 この後、つくばみらい市の片庭正雄市長が基調講演した。市内のTXみらい平駅を中心に人口が増えている現状を紹介し、〇六年は四万一千人だが、今月九日時点で四万九千九百七人で「もうすぐ五万人」と強調。「市の面積の約半分は農地。都市と農村が調和したまちづくりを進めていきたい」と意気込んだ。

 TXの運行会社「首都圏新都市鉄道」の多門勝良経営企画部長は事業を報告。十年間で一日の平均乗客数の伸び率は、TX全駅で一位が研究学園駅(つくば市)で五・八九倍、二位がみらい平駅の四・六八倍とデータを示し、「もう十年、破格の伸びを続けていきたい」と誓った。

 

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