【平沢聯合ニュース】中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの最初の患者が発生したソウル近郊の平沢聖母病院(京畿道平沢市)が6日、診療を再開した。
同病院はMERS感染拡大を受け、5月29日から休院していた。全職員約270人は5月20日から順次、自宅隔離措置となった。同病院では入院患者34人と看護師3人の計37人がMERSに感染した。
同病院は診療再開に向け、3回の内部消毒や病室の環境改善、院内感染管理体制の強化など徹底的な対応策を講じたと強調した。また、MERS感染拡大の要因の一つとして、病室内に換気口がなかったことを指摘する保健当局の調査結果を受け入れていないが、患者の心理的な不安を解消するため、換気口を新たに設置したという。