産業革命施設の世界遺産登録 両国関係発展に期待=韓国外交部長官

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は5日に記者会見を開き、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録で朝鮮人の強制労働の歴史が反映されたことについて、「われわれの正当な懸念が忠実に反映される形で決定されたことをうれしく思う」と述べた。

 尹氏は「首脳外交、外交長官外交、議員外交、国際社会との協力など、広範囲にわたる外交努力が成し遂げた貴重な成果」と強調。「歴史的な事実がありのまま反映されるべきだというわれわれの原則と立場を貫き、その過程で両国の対立を避け、対話を通じて問題を解決できた」と評価した。

 また、「国交正常化50周年と関連した肯定的な動きに加え、今回の問題が対話を通じて円満に解決されたことをきっかけに、両国が好循環の関係発展を図っていくことを期待する」と述べた。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース