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名古屋―大阪のリニア整備で初の意見交換 関西財界とJR東海社長
リニア中央新幹線の名古屋-大阪間の整備に関し、関西財界とJR東海の首脳による意見交換の場が初めてもたれたことが29日、分かった。大阪への同時開業を求める関西財界は、JR東海と定期的な懇談を続けたい考えだ。
意見交換は、自民党の「超電導リニア鉄道に関する特別委員会」の有志が呼びかけ、26日に東京都内で開かれた。関西経済連合会の沖原隆宗副会長(三菱東京UFJ銀行特別顧問)や、大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭(京阪電気鉄道最高顧問)、大阪府など自治体関係者らとJR東海の柘植康英社長が会談した。
関係者によると、JR東海は名古屋まで先行開業したあと、大阪まで整備する従来の方針を説明。関西財界側は、大阪への同時開業の必要性を訴えたという。