【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は25日、北朝鮮の人権状況を監視するための拠点となる国連北朝鮮人権事務所がソウルに開設されたことに、北朝鮮の対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会が「攻撃対象」などと威嚇したことについて「慨嘆を禁じ得ない」と述べた。
祖国平和統一委員会は同日、「われわれの度重なる警告にもかかわらず、国連の北人権事務所という禍根を南朝鮮に持ち込み、北南(南北)関係はこれ以上収拾できない破局に追いこまれた」と非難する声明を出した。朝鮮中央通信が伝えた。
同当局者は北朝鮮人権事務所について、「国連が設置して運営する国際機関で、国連の予算と人材で運営される」と説明した上で、「資料を提供するなど、協力が必要な問題については積極的に協力する」との意向を示した。