【ソウル聯合ニュース】韓国の企画財政部は25日、下半期の経済政策方向を発表し、今年の経済成長率見通しを3.8%から3.1%に下方修正した。輸出不振に加え、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大により、従来の予測値を下回ると分析した。
企画財政部はMERSにより、観光やレジャーなどサービス業などが打撃を受け、感染拡大が落ち着いても消費心理の悪化が当分続き、経済全般に影響が拡大する懸念があると指摘した。MERSによる成長率の下落幅は0.2~0.3%になるとした。
今年の輸出と輸入はそれぞれ前年比1.5%減と7.0%減になり、経常収支は940億ドル(約11兆6500億円)の黒字になると予想した。
来年の経済成長率見通しは3.5%とした。