2015年06月23日

Appleに抗議したTaylor Swift、カメラマンを”タダ働き”させていることが発覚

Taylor Swift Hair 【img via Eva Rinaldi Celebrity and Live Music Photographer

昨日、1人の大物アーティストがAppleに物申し、「Apple Music」の規約を変更させるというニュースが話題になった。そのアーティストとはTaylor Swift。ユーザーに提供される3ヶ月の無料期間中に印税が支払われないということで自身のブログで抗議文を公開した。


この抗議文は瞬く間にインターネット上で話題になり、Appleの上級副社長Eddy Cue氏が反応し、無料期間中でもアーティスト側に印税を支払うようにすることを約束した。


1人のアーティストがAppleの規約を変えさせた。音楽業界からするとまるでヒーローのように見えるかもしれないが、実はTaylor Swift自身もAppleのような振る舞いをカメラマンに対して行なっていたことがカメラマンの公開抗議文で明らかになった!人の振り見て我が振り直せ?!

写真の二次配布は禁止!権利も全て強制譲渡

Taylor Swiftと同じく抗議文を自身のブログで公開したのはフリーランスのカメラマン、Jason Sheldonさん。

Sheldonさんが抗議しているのはTaylor Swiftのコンサートやライブにおけるカメラマンの契約書について。その時撮影した写真の二次配布を禁じるだけではなく、撮影された写真の権利を破棄するよう記載されている

この契約内容はカメラマンにとって致命的だ。Sheldonさん曰く、ライブに行って撮影したとしても給与はほとんど支払われないとのこと。写真がメディアで採用された時、ようやくお金が入ってくるようだ。

That is not the case.. As a freelance photographer, I am asked to photograph concerts by publications. I get paid IF and when the photos are used, not for turning up to a show and shooting it. Therefore, if the newspaper has a bigger story to run and doesn’t have enough room to use my photo, I don’t get paid.

via An open response to Taylor Swift’s rant against Apple | Junction10 Photography


採用されない場合、他のメディアや媒体などに写真を売ることによって収益をあげたいところだが、契約によって二次配布を禁じられているため、場合によっては完全なるタダ働きになる可能性がある。交通費などは支払われないことが多いため、赤字で帰るという最悪のパターンもあり得るのだ。

同じくカメラマンであるJoel Goodmanさんが公開した契約書によると、契約書に違反すると撮影機材一式を破壊する権利があるということも明記されている。ジャイアンすぎる……!


Appleに抗議し、無料試聴期間中の印税を確保したTaylor Swift。Appleに対して「音楽を無料で提供してもらえると思わないで」と抗議したが、Jason SheldonさんはそのTaylor Swiftに対して「写真を無料で提供してもらえると思わないで」と抗議。

格好良いことを言ってのけ、Appleを動かしたTaylor Swift。1人のカメラマンに対して耳を傾けるのか、注目だ。

抗議文の全文はこちらからどうぞ

(via Cult Of Mac

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