和服姿のヒトラーの写真、英国メディア「こっけいでおかしい」-新華社
【新華社】 ナチスドイツを率いたアドルフ・ヒトラーの紋付き羽織袴姿の写真が公開された。色あせたモノクロ写真に映っているヒトラーは代表的な髪型と口髭で、紋付き羽織袴を着て、右手に扇のようなものを持ち、厳格なまなざしでカメラを見ている。着物には、ナチスを象徴する鷲のモチーフと鉤十字が入っている。
この写真は、英紙「デイリー・エクスプレス」電子版に発表され、英紙「デイリー・メール」電子版に掲載された。両紙によると、この写真は1930年代に撮影されたが、具体的な撮影背景と期日は不明だが、1936年11月にナチスドイツと日本の間で調印された防共協定を記念して撮影されたものではないかとされている。
「デイリー・メール」によると、ヒトラーは軍服のイメージが強いが、和服姿の写真はちょっと変わった印象でこっけいでおかしい。ヒトラーはイメージを非常に重視し、気に入らない写真は全て封印していた。今年4月に公開された、ヒトラーが封印していた写真には、「第三帝国の元首」が「威厳を損なう」とみなしたショートパンツ、膝までの長い白い靴下姿の写真がある。「デイリー・エクスプレス」によると、この和服姿のヒトラーの写真は、他の写真に比べて最も異質的なもので、ヒトラーは永遠に人目に触れないようにしたいと思っていたものだと推測される。
(翻訳 金慧)
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