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アップル「聴き放題」配信に米人気歌手反発6月23日 7時40分
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アメリカのIT企業アップルが始める「聴き放題」の音楽配信サービスについて、人気歌手のテイラー・スウィフトさんが印税に対する不満から最新アルバムを提供しないと表明し、ネットで音楽を再生する新しい聴き方が広まるなか、音楽家の権利を巡る議論が活発になっています。
アメリカの人気歌手、テイラー・スウィフトさんは21日、ブログで、アップルが今月30日から始める「聴き放題」の音楽配信サービスに去年発売したアルバムを提供しないと表明しました。
テイラーさんは、アップルが無料でサービスを提供する当初の3か月間は制作者側に印税を支払わないことを問題だとしたうえで、「特に若い人が収入を得られなくなる。先進的な企業がすることではない」と抗議しています。
これを受けてアップルは急きょ方針を転換し、無料の提供期間中も印税を支払うことを決めました。
ネットでデータを受信しながら音楽を再生する「ストリーミング」は、スウェーデンの企業やグーグルなどが手がけ、月額1200円ほどで3000万曲以上が聴き放題になるほか、広告を受け入れれば無料でも聴けることから、欧米では若者を中心に利用者が急増しています。
一方で、著作権の使用料として支払われる印税はCDやダウンロードよりも低く抑えられているとして、不満を持つ制作者も多く、今回、世界中にファンをもつテイラーさんが抗議したことで、音楽家の権利を巡る議論が活発になっています。
テイラーさんは、アップルが無料でサービスを提供する当初の3か月間は制作者側に印税を支払わないことを問題だとしたうえで、「特に若い人が収入を得られなくなる。先進的な企業がすることではない」と抗議しています。
これを受けてアップルは急きょ方針を転換し、無料の提供期間中も印税を支払うことを決めました。
ネットでデータを受信しながら音楽を再生する「ストリーミング」は、スウェーデンの企業やグーグルなどが手がけ、月額1200円ほどで3000万曲以上が聴き放題になるほか、広告を受け入れれば無料でも聴けることから、欧米では若者を中心に利用者が急増しています。
一方で、著作権の使用料として支払われる印税はCDやダウンロードよりも低く抑えられているとして、不満を持つ制作者も多く、今回、世界中にファンをもつテイラーさんが抗議したことで、音楽家の権利を巡る議論が活発になっています。