日本でもだんだん知名度が高くなってきたココナッツオイル。
これまでも何度かココナッツオイルについて記事で触れさせて頂きました。
私も昨年の6月頃にココナッツオイルに出会いその効果に興味を持ち、今では我が家のキッチンやバスタイム、お風呂上りのスキンケアやボディケアには欠かせないアイテムとなり、生活の中の一部となっています。
私の性格は、あまり几帳面ではないですが、ココナッツオイルを日常生活に取り入れることは難しいことではありませんでした。
なぜなら、使い方は簡単で『食べるだけ・塗るだけ・入れるだけ』を続けることで様々な効果を感じることができたからです。
健康から美容、ダイエットまで効果を多様に持っているココナッツオイル。
テレビやネットを見てココナッツオイルが流行ってるから、買ってみたけどどんな効果があるのか分からない、使い方が分からない!というあなた
にもココナッツオイルが持つ効果や使い方を知れば今日から生活に欠かせないものになるかもしれません。
まずは、ココナッツオイルの健康効果の秘密をお伝えしていきます。
その前に、しっかりと効果を実感してもらえるようにココナッツオイルの選び方から。
この記事の目次
エキストラバージンココナッツオイルとバージンココナッツオイルの違いって?
ココナッツオイルブームに火がついてから、様々な企業さんから色々な種類のココナッツオイルがでていますよね。
どれも同じココナッツオイルじゃないの?
とココナッツオイル選びに悩んだりしませんか?
ココナッツオイルは製法の違いで種類が分かれているんです。
製法が違うと品質も全然違ってきてしまうので、オイル選びには注意が必要です。オイル選びを間違ってしまうと期待した効果が得られなかったという原因の一つになってしまうかもしれません。
そうならないためにココナッツオイルの種類と特徴を知っておきましょう。
市販のココナッツオイルは、その作り方と品質の違いから大きく2つにわかれます。
①(RBD)ココナッツオイル
②バージンココナッツオイル
①から②に向かうにつれて品質のグレードが高くなります。
(RBD)ココナッツオイル(以下ココナッツオイル)
RBDとはChemical Refining(精製された)Bleaching(漂白した)Deodorizing(臭気を除去した)という意味です。
ココナッツオイルは科学的に抽出されたオイルとなっています。
ココナッツオイルは乾燥させたココナッツから抽出されます。
収穫したココナッツを天日干しして乾燥させるのですが、干すことで臭いがでたり、腐ってしまうことがあります。
そこで、化学溶剤でカビや臭いを取ったりしますが、化学処理によりココナッツのビタミンや風味・香りが損なわれてしまいます。しかし、大量生産が可能なので価格は安くなります。
バージンココナッツオイル
近年テレビやネットなどでも取り上げられている「美容・健康に良い」と注目されているオイルがバージンココナッツオイルです。
「バージン」って何?
という所ですがココナッツオイルでいうと「天然の」「純粋な」「混合物のない」といった保存料を一切使わない自然の方法で抽出されたオイルを表しています。バージンココナッツオイルは収穫されたばかりの生のココナッツを精製して作られます。
ココナッツオイルのように収穫後に天日干ししないので、腐ったり匂いが臭くなることがないので化学処理の必要がありません。そのためココナッツの素材本来のビタミンや風味がたっぷりと含まれているのがバージンココナッツオイルの大きな特徴です。
お肌のサビつきを防止する、高い抗酸化力があるラウリン酸、優れた消化吸収性があり、体脂肪を燃焼させる中鎖脂肪酸が豊富に含まれているのがこのバージンココナッツオイルになります。
これからご紹介するココナッツオイルの効果は、すべて生のココナッツオイルから採られたバージンココナッツオイルの効果となっています。
ココナッツオイルを食べると、どんないいことがあるの?
便秘・ダイエットに効果的!
ココナッツオイルは腸の働きを活発にしてくれます。
従来、肥満の原因は腸の栄養分があまり吸収されず食品添加物などの化合物が小腸内の絨毛に付着し、腸内に宿便がたまるというものが原因です。
ココナッツオイルはその絨毛に浸透し、その汚れや化合物をキレイに除去してくれます。
そのキレイに除去された絨毛が小腸の働きを活発にし、基礎代謝をアップしてくれます。またココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸には脂肪燃焼を促進する効果があるので、脂肪燃焼がさらに基礎代謝アップを促してくれます。
その中鎖脂肪酸って何?
コレステロール値をさげてくれる!
普通の植物油に含まれる脂肪酸(長鎖脂肪酸)は、体内にゆっくり吸収された後、蓄積され、必要に応じて分解されてエネルギーになります。
それに比べてココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は消化吸収が速く、直接肝臓に運ばれるので素早く分解されてエネルギーとなるので、体に
蓄積しない脂肪酸です。
また、このことからコレステロールや体脂肪へ変換されないためコレステロールに影響を与えません。
それどころか、中鎖脂肪酸は代謝を促進するため間接的に※1善玉コレステロールを増やして、※2悪玉コレステロールを減らすといわれています。
ココナッツオイルは、自然界の中で一番多く中鎖脂肪酸を含んでいるんです♪
※1善玉コレステロール
血液中に余っているコレストロールを回収し肝臓へと運ぶ役割をしています。不要なものを回収してくれるため、善玉と呼ばれています。
※2悪玉コレステロール
全身にコレステロールを運ぶ役割をしています。悪玉コレステロールが増えすぎると血液中にコレステロール増えすぎて余ってしまいます。この余っ
たコレステロールが酸化して変性し、血管壁に入り込んでしまうと動脈硬化の原因になってしまいます。
私自身、ココナッツオイルの持つその効果に興味をもち、お料理をするときサラダ油からココナッツオイルに切り替えるようにしました。
もともと私は極端な便秘ではありませんが(2~3日に1度)ココナッツオイルを摂取するようになってから約1週間で効果を感じることができました。毎朝、排便をしっかりできるようになってから、お腹もスッキリしますしデトックス効果のためかお肌の調子も良くなりました♪(個人の体験談なので多少の個人差があると思います。)
アルツハイマー型認知症の予防・改善効果
アルツハイマー型の認知症は、その原因の一つに認知機能をつかさどる脳の糖代謝の異常があるということが近年明らかになってきたそうです。
この病気になった人は唯一の栄養源であるブドウ糖が脳細胞に吸収されにくくなって、糖の供給不足による脳細胞へのダメージが認知症の発症に深く関わっています。脳は糖の代わりにケトン体を利用することもできます。
そこでオイルの中で最も中鎖脂肪酸の含有量が高いココナッツオイルの出番です!
この中鎖脂肪酸を摂取すると、肝臓で分解される際にケトン体という物質が合成されます。
ケトン体はアルツハイマー病で糖を吸収されにくくなった脳細胞に、糖の代わりに活動エネルギーを供給してくれるので、栄養不足による脳細胞の
破壊を食い止めてくれます。
※順天堂大学大学院の加齢制御医学講座の白澤卓二教授もバージンココナッツオイルの認知症改善効果を推薦しており、今後のさらなる研究が
期待されています。
ココナッツオイルは糖尿病にも?!
私たちの体の細胞というのは、代謝するために必要なエネルギーのすべてをブドウ糖と脂肪酸から得ています。
中鎖脂肪酸ではなく、長鎖脂肪酸やブドウ糖は細胞の壁を通過するときにインスリンというホルモンが必要になってくるのです。
でも糖尿病の方は、インスリンの作用が弱いので、ブドウ糖を摂取しても細胞に運ばれず、血液中にあふれ出してしまうのです。これが血糖値が上がっている状態です。
ココナッツオイルには、インスリンの抵抗性を下げる働きがあるので血糖値に影響を及ぼすことがありません。
つまり、普段からココナッツオイルを摂取していると、ブドウ糖を体に入れても、血糖値を調整してくれるのでスムーズに細胞まで運ばれてエネルギー
に変換されます。
免疫力アップ!~豊富な母乳成分「ラウリン酸」
ココナッツオイルは免疫力を高めるといわれています。その秘密は。。
ココナッツオイルに豊富に含まれるラウリン酸にあります。
生まれて間もない赤ちゃんには病原菌に対する免疫力がほとんどありません。その体を守ってくれているのは、母乳です。母乳にはラウリン酸という
成分が含まれていて、免疫力を高めるにはこのラウリン酸が大きな役割を果たしているんです。
生活習慣病や近年流行った病気の原因は現代人の免疫力の低下が原因といわれています。ラウリン酸は病原微生物を攻撃してくれたり、免疫力を高めてくれるので、ウイルス性の疾患を予防してくれたりします。
ココナッツオイルは冷え性の方にもってこいの食材?
ココナッツオイルは甲状腺機能低下症に対する改善作用効果の高さも魅力の一つです。
甲状腺の働きが低下する甲状腺機能低下症の代表的な症状に、手足の冷えがありますが、この疾患に対して処方される一般的な薬よりも、ココナッツオイルを2週間継続することによる改善効果は非常に高く、改善率は75%にもなります。
これからエアコンの季節になるので今から取り入れてみては?
アトピーにも効果的?!
ココナッツオイルは食べるだけでなく、体に塗っても健康効果が期待できます。
アトピーはバリア機能が低下することで異物に対する免疫応答が過剰に誘導され、症状が悪化してしまいます。バリア機能が低下すると、水分がどんどん蒸発し乾燥してさらにかゆみを増します。
ここでもココナッツオイル!の免疫力アップでもお伝えしたココナッツオイルに含まれるラウリン酸やビタミンEが乾燥を防ぎ、バリア機能を回復させてくれることで、かゆみが軽減されます。
オーガニックなので、荒れてしまうことも少ないと思います。試してみてください♪
1日に摂取する適量について
ここまで、ココナッツオイルを食べることによって良いことを7つお伝えしてきました。
体に良いものといっても過剰に摂取することは考え物。
だとしたらココナッツオイルは1日にどの程度摂取するのが望ましいのか。
そのあたり気になりますよね?
健康維持や美容目的で摂取する場合
1日に大さじ2杯程度(大さじ2杯=約30ml)
この程度が適量とされているようです。
かなり稀なケースのようですが、ココナッツに対してアレルギー反応が出る方もいるようです。
症状としては、腕や太ももなどに湿疹・下痢の症状が出ることがあるようです。
そのため、ココナッツオイルを摂取する際はひとまず少量から徐々に体に慣らしていくのが安心ですね。
買ったからには上手に使いたい!続けたい!ココナッツオイルのレシピ♪
せっかく買ったからには、上手に食生活に取り入れて、効果を実感するために続けていきたいですよね?
だからこそ、たくさんのつかいみちを知ってもらいたいです♪
飲み物に入れて♪
紅茶、緑茶、ホットミルク、コーヒー、ココアなど、温かい飲み物に大さじ1杯のバージンココナッツオイルを入れます。
ほのかに香ってとっても美味しく飲めます。
※冷たい飲み物ではオイルが固まってしまうので、ホットで飲みましょう。
朝のトーストに♪
朝食にもってこい!のトーストに。
焼いたトーストにバージンココナッツオイルを塗るだけです。
お好みで蜂蜜などもぬるとさらに美味しくいただけます。
ローラさんがスマスマで紹介したココナッツオイル焼きリンゴ♪
作り方は簡単!
1.リンゴをむいて、うすめに切る
2.ココナッツオイル大さじ1~2をフライパンで温める
3.リンゴを焼く
4.蜂蜜をかける
5.お皿に盛り付け、シナモンをかける
たったこれだけ ぜひお試しあれ♪
このほかにもネット上や、本もたっくさん出ているので、ぜひチェックしてお気に入りのココナッツオイルメニューを見つけてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
健康・ダイエット・美容にと万能なココナッツオイル。
今回は主に健康効果についてご紹介してきました。
私も昨年の6月から食生活にココナッツオイルを取り入れ、便秘の解消や風邪を引きにくくなるなどの効果を実感し、またそれに伴いお肌の調子もいい日が多くなりました。大切なことは無理なく『続ける』ことかなと思います。取り入れ方が簡単なので毎日、歯を磨くことと変わらないくらい当たり前の習慣となっています。
あなたも今日から、簡単でいいこといっぱいなココナッツオイル生活を始めてみませんか?
フェイシャルサロンル リーレストモア
エステセラピスト 稲垣美沙
profile.
2011年にエステセラピスト資格取得。
サロンでエステの施術を通して、お客様のお肌に直接触れること、お肌のお悩みに耳を傾けることで、お一人お一人のお肌に合ったお手入れ方法を提案し、お客様のなりたい理想のお肌に近づけるようお手伝いさせて頂いています。
shop info.
ホームページ : http://www.menard-rrm.com/
営業時間 / 定休日 : 9:00 ~最終受付 18:00 / 不定休 / 駐車場8台完備