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日本生命 保険料収入で戦後初の首位明け渡し
5月28日 15時54分

大手生命保険各社のことし3月期の決算で、業界最大手の日本生命は売り上げに当たる保険料収入で第一生命を下回り、戦後初めて売り上げでの業界首位の座を明け渡しました。
大手生命保険各社が28日までに発表した、ことし3月期の決算によりますと、業界最大手の日本生命の保険料収入はグループ全体で5兆3708億円で、前の年を10%上回りました。
一方、第一生命は銀行の窓口で販売する貯蓄性が高いとされる保険の販売が伸びたことから、保険料収入が前の年を24%上回る5兆4327億円と過去最高となりました。
この結果、保険料収入では日本生命が第一生命を下回り、戦後初めて売り上げでの業界首位の座を明け渡しました。
一方、総資産や本業のもうけを示す単体での基礎利益は、依然、日本生命が首位です。
日本生命は、ことし7月から銀行の窓口で販売する保険の新商品を投入するなど、第一生命に対抗する構えで、日本生命の児島一裕常務は28日の記者会見で「保険料収入だけとはいえ、第一生命を下回る状況が長期にわたれば将来の利益や規模にも影響が出かねない。今後も真にナンバー1の保険会社にこだわりたい」と述べました。

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