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ドコモ、ブラックベリー端末を手じまいへ まずブラウジングの受付11月で終了

産経新聞 5月28日(木)11時7分配信

 NTTドコモは28日、カナダのブラックベリー社製端末向けに提供しているブラウジングサービスについて、今年11月に新規受付を打ち切り、2017年3月いっぱいでサービス自体を終了すると発表した。端末機の販売終了時期については言及していないが、ブラックベリー製品の手じまいに向かうもようだ。

 ブラックベリー端末は、手前に小さなフルキーボードがついている、やや大きめの端末で、メールなど文字入力・送受信がしやすいことが欧米で人気となり、日本でもドコモが販売する端末は一定の需要を集めてきた。ドコモではこれまでに6機種を販売してきたが、世界的にブラックベリー端末の勢いがなくなり、カナダの本社も経営不振が続いている。

 ドコモの発表によると、同端末向けのブラウジングサービス「ブラックベリーサービス」の個人向け、法人向けとも06年9月から提供してきたが、この受け付けを今年11月30日で終了する。17年3月いっぱいまでは、既存利用者にサービスを続ける。

 これに付随して「ブラックベリーWebフィルタ」「ドコモWi−Fi(ブラックベリー)」のサービスも提供しているが、こちらも2017年3月いっぱいで終了する。

最終更新:5月28日(木)14時53分

産経新聞