サッカー=マラドーナ氏、FIFAの汚職容疑に「喜んでいる」
[ブエノスアイレス 27日 ロイター] - 国際サッカー連盟(FIFA)幹部らによる汚職容疑が浮上していることについて、アルゼンチンサッカー界の英雄、ディエゴ・マラドーナ氏(54)は「喜んでいる」と語った。
FIFAが虚言を広め、真実と衝突するのを止める時が来たと批判したマラドーナ氏は「彼らはわたしのことを頭がおかしいと言ったが、うれしいことに今日、真実が明るみになっている。わたしはそれを喜んでいる」と地元ラジオ局で語った。
マラドーナ氏はFIFAのゼップ・ブラッター会長と頻繁に衝突し、同会長に対してマフィアのように組織を動かしていると非難していた。
米司法当局はジェフリー・ウェブ副会長ら9人とスポーツ関連会社幹部ら5人の計14人を贈収賄に関与したなどとして起訴。スイス司法当局はこのうちの7人を逮捕しているが、そのなかにブラッター会長は含まれていない。
マラドーナ氏は「彼らはサッカーを憎み、透明性を憎み、うんざりするほどのいかがわしい取引と嘘を重ねてきた」と舌鋒鋭く非難した。
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