2015年5月28日01時37分
27日午前11時45分ごろ、京都市下京区堀川通花屋町下ルの世界遺産・西本願寺から、境内にある国宝・御影堂(ごえいどう)の柱で落書きが見つかったと下京署に通報があった。署は文化財保護法違反の疑いで捜査している。
署と寺の発表によると、御影堂南側の柱にある「埋め木」と呼ばれる補修部分(縦横約11センチ)に、縦横約5センチの「諸」という漢字がサインペンのようなもので書かれていた。26日午後6時過ぎ、寺の職員2人が見回り中に発見したという。
寺は埋め木の表面を削って色を塗るなど補修する予定という。内務室の菊池宗城部長は「このようなことが起こって誠に嘆かわしいが、これ以上警備を強化しては参拝者に迷惑がかかる。悩ましい」と話した。
西本願寺では御影堂や隣接する国宝・阿弥陀(あみだ)堂にひょうたんやつぼなどの形をした多数の埋め木がある。落書きされた埋め木はハート形に見え、若者たちから人気を集めているという。
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