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FIFA 事件関与疑惑の11人活動禁止に5月28日 6時38分
FIFA=国際サッカー連盟は、27日、賄賂を受け取った罪などでアメリカの司法当局から起訴された副会長をはじめ、事件に関わった疑いが持たれている11人について、当面、サッカーに関連するすべての活動を禁じる決定をしたと発表しました。
この決定は、FIFAの倫理委員会が行ったということで、倫理委員会の担当者は「事件の重大性を踏まえて迅速に対応する必要がある。今後はFIFAの倫理規定に基づいて手続きを進める」とコメントしています。
また、FIFAのブラッター会長は27日、声明を発表し、「この出来事が多くの人たちを失望させたことは理解しているし、FIFAに対する目も厳しくなった」として、事態を重く受け止める姿勢を示しました。
そのうえで「サッカーに違法行為が入り込む余地はなく、そうした行為を犯した者は活動できなくなることは明確にしておきたい。われわれは関係当局と協力してあらゆる違法行為を排除し、信頼を回復できるよう精力的に取り組んでいく」と述べ、信頼回復に努める考えを示しました。
また、FIFAのブラッター会長は27日、声明を発表し、「この出来事が多くの人たちを失望させたことは理解しているし、FIFAに対する目も厳しくなった」として、事態を重く受け止める姿勢を示しました。
そのうえで「サッカーに違法行為が入り込む余地はなく、そうした行為を犯した者は活動できなくなることは明確にしておきたい。われわれは関係当局と協力してあらゆる違法行為を排除し、信頼を回復できるよう精力的に取り組んでいく」と述べ、信頼回復に努める考えを示しました。
スポンサー「注意深く見守る」
FIFAを巡る事件を受け、サッカーワールドカップのスポンサーで「バドワイザー」の銘柄を手がける世界最大手のビール会社「アンハイザー・ブッシュ・インベブ」は「捜査の進展を注意深く見守っていきたい。私たちはパートナーであるFIFAが倫理観を保ち、透明性をもって対応することを望んでいる」というコメントを出しました。
また、同じくスポンサーを務める世界最大手のハンバーガーチェーン、マクドナルドは「非常に懸念している。FIFAと連絡を取り合い、状況を注視している」と述べました。
また、同じくスポンサーを務める世界最大手のハンバーガーチェーン、マクドナルドは「非常に懸念している。FIFAと連絡を取り合い、状況を注視している」と述べました。
市民団体「深刻な汚職体質示した」
今回の事件について、ことし1月に発足したFIFAの改革を求める国際的な市民運動「New FIFA Now」の発起人の1人、ジェミー・フラーさんは、NHKのインタビューに応じ、「今回の事件は、FIFAファミリーと呼ばれる一部の人たちに巨大な利権が集中し、いかに深刻な汚職体質となっているかを示すものだ。現状ではFIFAを変えることができるのは、世論でもメディアでもなく、スポンサーである世界の大手企業で、今回の事件をきっかけにそうした企業の中から改革を求める圧力が高まることを期待している」と述べました。