【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の海上関連行政を担当する国家海事監督局が新たにウェブサイトを開設したことが26日、分かった。
聯合ニュースが確認したところ、同局はこのほど北朝鮮の船舶と船員についての資料が検索できるサイト(www.ma.gov.kp)をオープンした。
ハングル版と英語版があり、国際海事機関(IMO)に登録された船舶登録番号や船舶名から北朝鮮の船舶や関連資料を検索できる。
また、船員の名前から基本的なプロフィールや資格、訓練記録なども調べることができる。
海事法に関する資料や、IMOの関連動向資料も掲載されているほか、政策樹立関連資料も閲覧できる。
北朝鮮が今年初めて対外的に開設した新しいサイトとされ、平壌にサーバーを置いている。
国家海事監督局は2011年に北朝鮮の船舶の位置を追跡できるほか、関連資料を閲覧できるインターネットデータセンターを試験的にオープンしたが、現在は見られなくなっている。
米国の北朝鮮専門ウェブサイト「ノースコリアテック」は同局のサイトについて、「掲載されている情報のほとんどは国際的に公開されている資料であり、特に新しい内容は多くない」と指摘。ただ、「(サイトの会員)登録や加入手続きなしで詳細な情報を確認できるということは、特筆すべき点だ」と説明した。
北朝鮮はこのところ、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行うなど、海上での軍事力強化に注力している。