番組中にパスワードが映っていた　仏テレビ局、サイバー攻撃の端緒に？

フランスの国際放送局「TV5Monde」がイスラム過激派組織からサイバー攻撃を受けた事件の端緒になったのは番組中に映ったパスワードだったという。

　フランスの国際放送局「TV5Monde」がイスラム過激派組織からサイバー攻撃を受けた事件で、番組中に映ってしまったYouTubeのパスワードが端緒となった可能性があるという。AFP通信などが伝えている。

日本向けサイトでもサイバー攻撃を報告している

　AFP通信などによると、同局のジャーナリストによるリポートの際、何枚かの紙が映り、その中にYouTubeチャンネルのパスワードが記されていたという。

　パスワードの共有方法としては最もまずいものだった上、ネットの報告によるとかなり簡単なものだったようだ。同局の責任者は「失策を隠すつもりはない」とミスを認めている。

　同局は4月8日、サイバー攻撃を受けて番組を放送できなくなったほか、WebサイトやTwitter、Facebookなどが乗っ取られ、同局を脅迫するような内容などが掲載された。