インドネシア:不動産株の人気高まる-人口増や建設ブームで
2015/04/06 11:31 JST
(ブルームバーグ):インドネシアは金利低下や人口増加、政府が後押しする建設ブームを背景に、世界で最も不動産株買いが選好されている。
ブルームバーグがまとめたデータによると、リッポ・チカランやアラム・ステラ・リアルティなどジャカルタ証券取引所で取引される不動産株は、世界の同業種の中でアナリストの投資判断(平均)が最高で、インドネシア国内の業種別でも最も「買い」推奨が多い。ジャカルタ建設・不動産指数はこの1年で25%上昇し、ジャカルタ総合指数の2倍の伸び率となっている。
インドネシアの中央銀行は2月、3年ぶりに利下げを実施、同国の経済見通しは改善している。ジョコ・ウィドド大統領は成長率を7%に押し上げることを目指す。インドネシアでは、政府によるインフラ支出の拡大に加え人口の伸びが続いていることから、シンガポールの政府系ファンド(SWF)とインドネシアの公的年金機構は同国不動産市場への投資を増やしている。インドネシアの人口は世界4位。
アシュモア・アセット・マネジメント・インドネシアのディレクター、アリーフ・ワナ氏は「不動産セクターについてオーバーウエートとしており、引き続き楽観的だ」と指摘した。
原題:World’s Most-Loved Property Stocks Tap Indonesian Building Boom(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ジャカルタ Harry Suhartono hsuhartono@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Michael Patterson mpatterson10@bloomberg.net Matthew Oakley
更新日時: 2015/04/06 11:31 JST