ヘッジファンド穀物相場予想、最も弱気-トウモロコシ在庫増
2015/04/06 08:56 JST
(ブルームバーグ):世界の穀物在庫が膨らんでいるため、投機家は穀物相場についてこれまでで最も弱気な見通しを示している。
3月初め時点の米国のトウモロコシ在庫は28年ぶりの高水準に達し供給が一段と過剰になる兆しが強まった。供給過剰により世界の食料価格は2010年以来の安値まで下げている。ヘッジファンドは綿花や小麦などの農産物に関し3週間にわたって売り越しとなっている。これは米政府がデータ集計を開始した06年以降で最長。
米国のトウモロコシ収穫高は2シーズン連続で過去最高に達し在庫が膨らんでおり、価格は過去1年間に20%余り下落している。世界の大豆 生産も過去最高に達し、米政府は同国の今春の作付面積が過去最大に達すると予想している。小麦と砂糖の在庫も膨らんでいる。
米商品先物取引委員会(CFTC)が4月3日に発表したデータによれば、資産運用会社は3月31日時点で農産物11品目について9万4714枚の売り越し となった。
原題:Overflowing Corn Bins Spur Most Bearish Outlook Ever on Grains(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:シカゴ Megan Durisin mdurisin1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Millie Munshi mmunshi@bloomberg.net Steve Stroth
更新日時: 2015/04/06 08:56 JSTニュース一覧
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