ギリシャが全債務の履行表明、9日の融資返済を確約

2015年 04月 6日 12:59 JST
 
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[ワシントン 5日 ロイター] - ギリシャのバルファキス財務相は5日、ワシントンで国際通貨基金(IMF)高官らと会談した後、「全債権者に対する全ての債務を履行する」との意向を示した。同相は、9日に期限を迎えるIMFに対する4億5000万ユーロの融資返済を確約した。

また、政府はギリシャを大幅に改革する計画で、債権者との「協議の効率化」を目指したいと述べた。

IMFのラガルド専務理事は、バルファキス財務相と会談後、「財務相による9日の支払い確約を歓迎する」との声明を発表した。

ギリシャは資金枯渇の危機に直面しており、欧州連合(EU)やIMFから支援を得るには改革案で合意する必要がある。

ラガルド専務理事は、アテネでの事務協議とブリュッセルでの支援をめぐる協議は「6日に速やかに再開する」とした。

ギリシャは最初の改革案がEUとIMFに承認されなかったため、より詳細な案を1日に提示した。ただ、ユーロ圏の当局者は、新たな支援を実施するためには、改革案をさらに調整する必要があるとの見方を示している。

ギリシャは4月8─9日のユーログループ実務者会議に期待しているが、それまでに合意に至る可能性は低い。次回ユーロ圏財務相会合は4月24日に予定されている。

*内容を追加します。


 
 

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 4月5日、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、ギリシャのバルファキス財務相と会談後、「財務相による9日の支払い確約を歓迎する」と述べた。写真はギリシャ財務相(2015年 ロイター/Mike Theiler)

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