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自民、反対票を掘り起こし 賛否に悩む公明支持層 本紙世論調査

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自民、反対票を掘り起こし 賛否に悩む公明支持層 本紙世論調査

 大阪都構想の住民投票の前哨戦と位置付けられる大阪市議選の告示後に行われた今回の世論調査では、反都構想を主導する自民党が支持層内で反対票を掘り起こした。一方、土壇場での方針転換を余儀なくされた公明党の支持層は、賛否に悩む姿の一端が表れた。

 前回の賛成多数から反対多数にひっくり返り、大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は5日、記者団に「一喜一憂してもしようがない」と話した。しかし大阪維新や維新の党関係者には戸惑いが広がった。

 大阪維新の大阪市議団幹部は、飲食店をはしごした翌日に国会を病欠したことで今月4日に除籍(除名)となった上西小百合衆院議員(31)=比例近畿=の騒動が一因になったとみており、「しっかり処分したことを訴えていくしかない」と話す。

 主な支持政党別に賛否をみると、維新は賛成93・3%、反対1・8%(前回賛成86・6%、反対6・1%)▽自民党は賛成27・0%、反対61・2%(賛成38・6%、反対47・0%)▽民主党は賛成20・8%、反対74・6%(賛成15・7%、反対73・9%)。

 公明党は賛成10・5%、反対64・2%(賛成18・1%、反対68・9%)▽共産党は賛成9・6%、反対81・9%(賛成16・2%、反対68・9%)となった。

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