このたび、社労士事務所を開業しました。
社労士事務所Bridge
株式会社Bridgeという、ベンチャーの管理部門支援業務をおこなっている会社で、給与計算などの労務面を一年前くらいからサポートさせてもらっていたのですが、なんとか社労士試験にも受かったのでこれを機にちゃんと社労士会に会員登録し、グループの一部門として事務所を立ち上げましょうってことで開業することになりました。
開業にあたって考えていることとしては3つあって、まず1つはスタートアップ専門の事務所にしようということ。自分もベンチャーで働いた経験があるし、スタートアップやってる知り合いが多いこともあって、なにか彼ら向けのサービスをやりたい、と考えるようになるのは自分の中でごく自然な流れでした。そういうわけで、すでにいろいろなスタートアップの給与のお手伝いをさせてもらってはきたのですが、最初の頃なんかはほとんどの会社がなにかしら間違った処理をしていたり、しなくてはならない手続きを放置していたりで、結構カオスな場面に遭遇することがよくありました。でも、そういうごちゃごちゃした状況を一から整理して正しくスムーズに回るようにしていくっていう作業が自分には結構合っていたようで、楽しかった。まだ力不足な部分はたくさんあるんだけど、こんな自分でも役に立ててる状況がおもしろくて、思い切って開業してみようと思いました。正直税理士や弁護士に比べると顧問社労士をつけるなんて、特にスタートアップにとってはまだまだ優先度が低かったりするんだけど、やっぱりアウトソーシングしたほうが圧倒的に楽だし、こういう社労士事務所もあるよってことで選択肢のひとつにしてもらえたら嬉しいです。
2つめはレッスン業に注力したいということ。これは今まで細々と続けてきたブログの存在が大きいのですが、学校でも会社でも、給与計算や社会保険についての基本を教えてくれる人ってあまり存在しないと思うので、そういう役割を実社会でも果たしていけたらと思っています。社長さんや担当者さん向けにレッスンするのはもちろん、最近だとクラウド給与ソフトをはじめとする労務系のWEBサービスが生まれてきているのでその流れにうまく乗っかって、そういうWEBサービスのサポート部門向けの指導や、会社向けの導入・使い方フォローなど、いろいろ考えて柔軟に対応していける事務所を目指したいです。ただの手続き代行屋さんでは面白くないし、そういう他の社労士事務所ではあまりやってないようなことをウリにできたらいいなと思っています。
最後に3つめ。ホームページにはBridgeグループの住所を載せていますが基本的には在宅でやっていく予定です。いつかは自分の生活リズムやライフイベントに応じた働き方ができるようになりたい・会社に就職しなくてもとりあえず生きていける力をつけたいと考えていたので、在宅勤務を選択できる状況にまでもっていくということは、自分の社会人生活の中でひとつのマイルストーンでもありました(という書き方をするとなんだか自分の力だけでここまできた感がありますが決してそんなことはなく、周りの方のご厚意やなりゆきの部分も多々、というかほとんど。。)。で、そういう働き方の需要は今後も増えていくと思うし、この職種はそれがわりと実現しやすいほうかなと思っているので、正直いつになるかは分かりませんが、ゆくゆくは同じような考えを持つ人を募って雇用の場を提供できる存在になるのが理想です。
伝えたいことは以上です。なんだかカタい感じになってしまいました。次回はカントリー・ガールズがいかに素晴らしいグループか、という記事を書いて中和させたいと思います。