殺人容疑:10代孫が産んだ新生児を殺害 福井で女逮捕
毎日新聞 2015年04月05日 21時36分
同居する10代の孫が産んだ、ひ孫にあたる新生児を殺害したとして、福井県警捜査1課は5日、福井県内に住む70代の無職の女を殺人容疑で逮捕したと発表した。認否は明らかにしていない。
逮捕容疑は、3月31日午後1時ごろ、生まれたばかりの女児(約3000グラム)を自宅1階で殺害したとしている。司法解剖の結果、死因は窒息死で目立った外傷はなかった。
発表によると、孫は同日昼ごろ、自宅1階トイレで女児を出産。大量出血したため、女が午後3時ごろ、車で県内の病院に搬送。女から話を聞いた病院関係者が「赤ちゃんが死亡している」と県警に通報した。女は出産まで孫の妊娠に気付いておらず、独断で殺害したという。
同課は、事件に関与していない未成年の孫の身元特定につながる恐れがあるとして女の氏名や年齢を発表せず、殺害方法なども明らかにしていない。【近藤諭】