というわけで、3月末にKADOKAWA Contents Academyの取締役を退任しました。昨今のリストラブームに便乗した格好になってしまいましたが、自己都合の退職です。アサインしてくれた上司からは「海外戦略を担う」的なことを言われて、ちょっと夢を描いていた部分もありましたが、どうもそういう感じではなかったようです。すべては自分自身の力不足に起因することですので、仕方ないことだと思ってます。
というようなことを書いてアップしようとしたところへ、週アス休刊のニュース、あ、デジタル版への完全移行でしたっけ、そんなニュースが飛び込んできて、今回の退任と関連づけられちゃうなあと。週アスを離れたのは2年も前のことで、そのときに自分の中では区切りをつけたことなので、退職の話とは全然関係ないです。そもそも、アスキーがメディアワークスに吸収されて最初の部長合宿で、「紙の週刊アスキーは5年以内に終わる=週アスXデー」と高らかに宣言したのは他ならぬワタクシです。2008年か2009年のことだったかな、それって。結果的に予言したとおりになってしまっただけ。そう、それだけことなんです。
KADOKAWA Contents Academyへの移籍にあたっては、コンテンツ的なものができるかも、という淡い期待も抱いていました。周囲も、移籍先で「初音ミクをまたやればいいじゃん」と言ってくれていたし、自分も、どこかで「初音鑑」の次回作をもしかしたら作れるんじゃないかと、心の片隅に小さな希望を抱えてました。が、そういう周囲の話は、当然のごとく無責任極まりない発言です。そんな無責任な言葉に甘い期待を載せてしまう自身の愚かさがなんとも悲しいし腹立たしかった。昨年の8月頃の自分を思い返す度に、穴があったら入りたい気分になります。KADOKAWA Contents Academyのスタッフに対しても、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
僕は編集者であり、メディアの波間に生きています。そしてこの先も、一生そうありたいと思ってます。
退任を決断したのは、まあそんなワケです。融通のきかなかった自分のせいですね。
もうひとつ。「初音鑑」を自分がやることはもうありません。新作を期待していただいたみなさんには本当に申し訳なく思います。でも、「初音鑑」は、自分が手がけた中でも最高に輝かしい仕事でした。この作品を観ていただいたみなさんと同じ時間を過ごせたことを誇りに思います。というわけで「中の人」からひとりのファンに戻りまーす。KADOKAWAに残った編集スタッフに後を託しますね。
というようなことを書いてアップしようとしたところへ、週アス休刊のニュース、あ、デジタル版への完全移行でしたっけ、そんなニュースが飛び込んできて、今回の退任と関連づけられちゃうなあと。週アスを離れたのは2年も前のことで、そのときに自分の中では区切りをつけたことなので、退職の話とは全然関係ないです。そもそも、アスキーがメディアワークスに吸収されて最初の部長合宿で、「紙の週刊アスキーは5年以内に終わる=週アスXデー」と高らかに宣言したのは他ならぬワタクシです。2008年か2009年のことだったかな、それって。結果的に予言したとおりになってしまっただけ。そう、それだけことなんです。
KADOKAWA Contents Academyへの移籍にあたっては、コンテンツ的なものができるかも、という淡い期待も抱いていました。周囲も、移籍先で「初音ミクをまたやればいいじゃん」と言ってくれていたし、自分も、どこかで「初音鑑」の次回作をもしかしたら作れるんじゃないかと、心の片隅に小さな希望を抱えてました。が、そういう周囲の話は、当然のごとく無責任極まりない発言です。そんな無責任な言葉に甘い期待を載せてしまう自身の愚かさがなんとも悲しいし腹立たしかった。昨年の8月頃の自分を思い返す度に、穴があったら入りたい気分になります。KADOKAWA Contents Academyのスタッフに対しても、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
僕は編集者であり、メディアの波間に生きています。そしてこの先も、一生そうありたいと思ってます。
退任を決断したのは、まあそんなワケです。融通のきかなかった自分のせいですね。
もうひとつ。「初音鑑」を自分がやることはもうありません。新作を期待していただいたみなさんには本当に申し訳なく思います。でも、「初音鑑」は、自分が手がけた中でも最高に輝かしい仕事でした。この作品を観ていただいたみなさんと同じ時間を過ごせたことを誇りに思います。というわけで「中の人」からひとりのファンに戻りまーす。KADOKAWAに残った編集スタッフに後を託しますね。
3月末で