印刷ページ

 「デジタルメディア活動家」田端信太郎氏(写真左)と、ブランドコンサルタント山口義宏氏(同右)が、様々なブランドが生まれる「現場」に出向いた後、現場感を踏まえてその担当者に根掘り葉掘り聞いてみる当連載。4社目は、日本のEコマースの巨人といえる楽天が仕掛けた「楽天カフェ」に出向き、ゆるく、勝手に、をモットーに戦略考察を実施。2人が出向いた現場で感じたリアルな感想と考察とは?

田端:楽天が直営しているこのカフェ、本当に普通に"カフェ"なんですね。

山口:楽天市場の良くいえば賑やかな、悪くいえばゴチャゴチャした世界とは意外に遠い、普通におしゃれなカフェですね(笑)。楽天の電子書籍サービス「Kobo(コボ)」のタブレットが置いてあって無料で雑誌が読めるし、充電ができて、無線インターネット回線も速いです。あとは、3階のスペースでイベントができるとのことです。

田端:渋谷の一等地のかなり目立つ場所にあります。

山口:店内を見ていると、やはりIT(情報技術)系と言いますか、ノマド風の人が意外といて、ガンガン打ち合わせをしています。楽天カードを出すと、紅茶とか半額みたい。あと楽天のサービスを説明するコンシェルジュがいるらしい。

田端:しかし半額ってせこいですよね(笑)。プレミアムカードだったら飲み放題ぐらいしてほしいなぁ(笑)。

 「楽天ショップ」とか「楽天ストア」とか言わずに、何でカフェなんだろう。ブランド論的にいうと、この類のお店をどう位置づけるか?アンテナショップとか、コンセプトショップ、ショールーム、あるいはフラッグシップストアとか、いろんな考え方があるじゃないですか。フラッグシップストアではないですよね、どう見ても。


バックナンバー>>一覧

関連記事

コメント

参考度
お薦め度
投票結果

コメントを書く

コメント[0件]

記事を探す

読みましたか〜読者注目の記事