村上さんこんばんは 感謝を伝えたくてメールします。
私は村上さんの本を学生時代から何度か読みましたが、なかなか面白いと思えませんでした。
友人たちが面白いと言っているのに共感できず、ハルキ・コンプレックスになってしまいました(笑)
30歳を過ぎて、『1Q84』がでたころのことです。再び挑戦しようと当時文庫本になっていた、『ねじまき鳥クロニクル』を手にしたところ、目次を見た時点でたまらなくワクワクしました。きっと面白いと確信して読みました。本当にその通りになり、なんだか意味のある読書ができた気がしました。
それから短編、中編、長編をどんどん読みました。新作もいつも心待ちにしています。私は特に長編がすきなのですが、村上さんの著作を読むことは私にとって仕事をまじめにやることと同じようなもので、読み終わるころには人生の重要な仕事が少し進んだような気がします。
ですから、どれも大切なお話です。
これからも、楽しみに読みたいと思います。
そんな本を書いてくださって、感謝しています。
(さわら、女性、38歳、事務職)
こんにちは。僕の本を気に入ってくださったようで、ありがとうございます。面白いですよね? 僕も面白いと思って書いているんですが、中には(というか、かなりたくさん)「面白くない」と言う人もおられます。でもとにかくあなたには気に入っていただけたようで、うれしいです。小説にしろ、音楽にしろ、ずっと足元深くの根っこのあたりで、何かがかちんと発信元と繋がるような感覚があると、良いものですよね。
村上春樹拝