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「ゲイはアンチBL」の発生源は、2ch随一の女叩き板・同性愛サロン

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どこかの誰かの愚痴bot on Twitter

さて、腐女子を批判する人の中には、「ゲイはアンチBL」という考えを「腐女子が迷惑な理由」「腐女子が隠れなければならない理由」として掲げる人達がいる。

これは2000年に起こった「栗本・パン子論争」など、現在ほどBLが男女横断的に広まっていない時期におけるBL論争が後を引いている面もあるだろう。しかしオタクのマジョリティ化で、若年層の同性愛者にBLを愛好する腐男子が増えた現在となっては過去の議論である。

あるいは、ボーイズラブの愛好者のうち、腐女子にとっては、自身が女性でありながら男性同性愛を消費する、決して当事者となれない立場なので、ボーイズラブを好むことに負い目を感じている女性たちが多いのかもしれない。

「負い目」を感じているからこそ、「当事者であるゲイ」が、不快に思ってしないだろうか、と思ってしまう面はあるのかもしれない。

この、腐女子の「負い目」は、「同性愛者に対する配慮」ではなく、「ホモを隠せ」と同性愛差別観を押し付ける側の自己正当化に悪用されてはいないだろうか。例えば、BLはゲイにも嫌われている、だから隠せ、と。

「BLはゲイにも嫌われている」

BL表現が批判され、隠れろと押し付けられる時に、頻繁に持ち出される理屈である。

では、なぜBLはゲイに嫌われているのだろうか?

架空の表現だから? フィクションだから? 実際の同性愛とは違うから?

あるいは、腐女子が「ゲイの当事者」ではないから?

だが、今ではネット上に、BLを愛好する「ゲイで腐男子」が検索すれば、幾らでも見つけられる。

pixivやTwitterなど、腐男子として二次元を愛好したり、BL絵をアップする「ゲイで腐男子」が存在するのだ。

「実際の同性愛とは違うから、BLはダメ」

BLが批判されるときに使われる、見飽きた理屈は、腐男子には通用しない。

「架空の表現、フィクションだから、BLはダメ」

架空であり、フィクションだから、二次元は楽しいものだ。

 


「ゲイで腐男子」ならOKだけど、

腐女子」はゲイの当事者ではないから、ダメなのだろうか?

愛好する表現は、同じなのに?

 


少し、視点を変えてみよう。

ゲイは一枚岩ではない。個人として主義主張がある。しかし、ネット上では「ゲイはアンチBL」という説が広められ、「棲み分けの根拠」ともなっている。

だが、ネット上で「ゲイは腐女子を嫌っている」という言説が広められるには、ゲイを一般化して「このような風潮がある」と考えるに至った発生源がある。


それでは、「ゲイは腐女子を嫌っている」の発生源って、どういうところなのだろうか?

発生源にいる「腐女子嫌いなゲイ」は、なぜ腐女子を嫌ってるのだろうか。

 

 

 

いや、

もしかして、「腐女子嫌いなゲイ」というのは・・・

男性同性愛の当事者として、腐女子からすれば「負い目を感じざるを得ない相手」となっているけど

実のところ、

ネットに蔓延る「女叩きが大好きなクズ男」の変種ではなかったりしないだろうか?

 

 


そこで、「ネット上で最も腐女子を嫌っているゲイ」の実情を見てみることにしよう。

「ネット上で最も腐女子を嫌っているゲイ」の溜まり場、

そう、2ちゃんねるの、同性愛サロン板である。

※同性愛サロン板で一番人気といえば嫌韓スレ

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同性愛サロン板に蔓延る、女叩きの専門用語。

「マンコ」「万個」「腐~ん(笑)」「腐マンコ(腐女子の意)」「ゴキブリ糞まんこ」・・・

同性愛サロンで「女」といえば、マンコとして呼び習わすのが常識となっている。

現在、ニュース速報板を中心に行われて、2chまとめブログにも飛び火している、「女」を「マンコ」「ま~ん(笑)」と呼び習わして罵倒するノリも、元はといえば同性愛サロン板で行われていた風習だ。

そして同性愛サロンでは、「腐女子」に対する罵倒・嘲笑・侮蔑は更に熾烈なものとなっている。

例えば「ゴキ腐リ」という、アンチの暗躍によりマナー用語化した腐女子に対する蔑称も、同性愛サロン板に由来するとされるのだ。(諸説あり、ニコ動掲示板初出説など)


このようにして2ch脳のゲイ男性がたむろする「同性愛サロン」は、2ch随一の「女叩き板」として、知る人ぞ知る掃き溜めとなっている。

女を「メスジャップwww」として嘲笑する「2ch屈指の女叩き板・ニュー速嫌儲」ですら、「同性愛サロンの女叩きはキチガイ」としてドン引きするほど。

2ちゃんねるの「芸スポ」と「ニュース速報+板」という2大レイシストの巣窟を、濃縮して更に「女叩き」を加えて煮詰めた空間が、同性愛サロンである。

言い過ぎだろうか?

同性愛サロンを知らない人々にとっては、「まさかそんな腐った場所があるわけない」と思うかもしれない。

だが、事実である。

こんな話がある。

某O氏がニュースの話題になった時、板住民総出で、執拗に女叩きのネタとして弄くり回したのは、なぜか理系もニュースも関係ない「同性愛サロン」なのであった。

どれほど、同性愛サロンでは「コンテンツ化した女叩き」が流行ってるのか、見てみることにしよう。

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同性愛サロン板のゲイの女性に対する蔑視は、酷い。ネット上で同サロより酷い女叩き空間は存在しないだろう。

これだけではない。同性愛サロン板の住民は、「敵認定」した相手は「女」「マンコ」「腐女子」として扱う。

何かに似てないだろうか? ネトウヨたちの、「在日・チョン」認定と。

※必死チェッカーでIDをチェックして、敵だと思ったら「マンコ(女)」「ゴキブリ糞まんこ」「腐マンコ(腐女子の意)」認定する構図

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見ればわかるように、彼らは「在日認定」と「女認定」を同時に行う。女性差別と、レイシズムを、同時に発症させているのだ。

腐女子認定」も同性愛サロンでは流行りである。

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匿名掲示板で「在日認定」をするなら、それは実際に「在日・チョン」がいるのではなく、自分が「在日・チョン」に執着して、妄想を抱いているに過ぎない。

それと同様に、同性愛サロンでは「敵」が「女」に見える妄想を抱く異常者が沢山いるのだ。ネトウヨと同様の病理を抱えた2ch脳ゲイの末路といえる。

※相手の実情がわかるはずもない匿名掲示板で、「在日認定」よろしく「腐マンコ認定」をしていたら、認定厨とアンチ認定厨の内輪対立に発展していった構図

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※存在しない「腐女子」が大量に見えている皆さん、最早末期である

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はっきり言って異常だが、これが「2ch随一の女叩き板・同性愛サロン」の実情である。

匿名掲示板を使い続けた人間は、敵を工作員認定をして、国籍を決めつけたり、性別を決めつけたりする。

同性愛サロン板の住民は、敵認定・工作員認定をした相手を「マンコ」「腐マンコ(腐女子の意味)」と呼んで誹謗中傷する。

さながら、ニュース速報+板の住民が、敵認定・工作員認定をした相手を「チョン」「在日」とレッテル貼りする光景と瓜二つである。

「同性愛サロン板を利用するゲイ男性」にとって「女」「腐女子」は「(レッテル貼りとしての)在日・チョン」と同様の存在と化しているのだ。

在日認定・チョン認定は、匿名掲示板で頭がおかしくなった人間による、妄想だ。

同性愛サロン板で、敵認定した相手を「マンコ」「腐女子」として叩くゲイ男性たちも、2chを見すぎて、頭がおかしくなったに過ぎない。

だが、このような「2ch随一の女叩き板・同性愛サロン」の風潮は、ニュース速報板、ニュース速報嫌儲板へと伝搬していき、更には2chまとめブログへと転載されて、「女をマンコと呼んで叩く風潮」「コンテンツ化した女叩き」をネット上に拡げていったのだ。

「ゲイはアンチBL」の発生源は、「2ch随一の女叩き板」こと「同性愛サロン」である。

腐女子嫌いのゲイ」とは、ネットに蔓延る「女叩きが大好きなクズ男」の変種である。

それも、2chという蟲毒の中で最悪レベルに煮詰まった、「女叩き」の濃縮生成物が、同性愛サロンに蠢く「腐女子嫌いのゲイ」なのである。

同性愛サロン板を元ネタにして「ゲイはアンチBL」と語る光景は、2chという差別と蔑視の蟲毒を真に受けてしまった悲惨な光景でしかない。

「ゲイはアンチBL」の元ネタは、「匿名掲示板で敵が女に見える頭がおかしくなったゲイ」なのだから、笑えない話だ。

翻って、twitterやpixiv、同人イベントでは、BL絵をアップロードする腐男子や、BL本を作成する腐男子がいる。彼らの中にはセクシャリティを公表している人もいる。

「匿名掲示板で敵が女に見える頭がおかしくなったゲイ」と「BL絵をアップしたり本を作るゲイ」のどちらが真っ当なのか、誰でもわかる話だと思う。

ネットでゲイが一枚岩として「アンチBL」と扱われる時、その背後にあるものは「2ch同性愛サロン」であることは、留意したほうがいいだろう。

「女叩き」と「同性愛差別」の共犯関係で強化されていくアンチBL

BLアンチは、しばしば「BLに隠せと強要することは同性愛差別でない」という。

しかし、彼らが自らの口で「BLを隠すのはマナー」の根拠として、このように明記している。

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※「同性同士の性愛」つまり「同性愛」を差別することが棲み分けを押し付ける根拠であると、彼ら自身の言葉によって露呈している。

BLは同性愛ではないと言った人物が、BLは同性愛であると書いている。「BL≠同性愛」は、正当化が目的の言い訳に過ぎなかった。ゴキ腐リ - ニコニコ大百科(WebArchie)

 

同性愛差別とは、性差別である。

性差別は、社会における性的な属性において、力関係の弱い立場にあるものが被る差別である。

同性愛者などの性的マイノリティや、女性など。

それ故に、ある性差別が駆動する時、それは単一の性差別のみ、例えば同性愛差別が単独で発動するとは限らない。

「女叩きをするゲイ」によって発動した「女性差別」を、「同性愛嫌悪」を広める同性愛差別者が利用して、同性愛を攻撃する。

「女叩きをするゲイ」によって形成された「ゲイはアンチBLだ」といった言説を利用して、「BLはゲイにも嫌われている、隠すのがマナーだ」と、同性愛表現に対する攻撃を正当化するのだ。

性差別という大きな枠組の中で、「女叩き・女性差別」と「同性愛差別」が互いに連携しあって強化されていく。

中核にあるものは、「女性向けジャンルとして発展してきた同性愛表現」である「ボーイズラブ」である。

ボーイズラブは、二重の性差別がクロスして被っているのだ。

これが「女叩き・女性差別」と「同性愛差別」の共犯関係によって強化されていく「アンチBL・腐女子叩き」の正体である。