【写真】脱線事故の修理が終わり、現場に復帰する旧伊予鉄車両を前に記念撮影をする和泉大介さん(中央)ら関係者=4日午前、千葉県銚子市
運行を再開した車両は、2009年に銚電が伊予鉄から購入した2編成のうちの一つ。銚電によると、14年1月の脱線で車輪や台車が損傷。経営難の中で多額の修理費が必要になり、頭を抱えていた。
地元私鉄の困窮を知った銚子商業高校の3年生(当時)が、授業の一環でインターネットを通じて資金を集めるクラウドファンディング(CF)を実践。14年8~11月に約480万円を集め、物販の売上金などと合わせ、修理費の3分の1に当たる約500万円を同社に寄付した。