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宇宙飛行士をISSに1年間滞在へ3月28日 15時10分
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アメリカとロシアの宇宙飛行士2人を乗せて打ち上げられた宇宙船が日本時間の28日、ISS=国際宇宙ステーションとドッキングし、2人はISSでは初めてとなる1年間の長期滞在を始めました。
ISSで1年間滞在するのはアメリカのスコット・ケリーさんと、ロシアのミハイル・コルニエンコさんの2人の宇宙飛行士です。
2人を含む3人の宇宙飛行士を乗せたロシアの宇宙船「ソユーズ」は、日本時間の28日午前4時すぎ、中央アジアのカザフスタンにある基地から打ち上げられました。
ソユーズは日本時間の28日午前、ISSとドッキングし、その後、3人はすでに滞在している宇宙飛行士たちと合流し、抱き合うなどして互いの無事を喜び合いました。
ISSに1年もの間滞在するのは2人が初めてで、宇宙を飛び交う放射線や無重力状態が骨や筋力、それに眼球などの機能に及ぼす影響や、狭い空間での生活で生じる心理面での負担など、長期間の宇宙滞在が人体に与える影響を調べる計画です。
2人のうちケリーさんは、元宇宙飛行士で双子の兄のマークさんが1年間、地上での研究に参加し、異なる環境でどのような差が兄弟に現れるか比較します。
アメリカは2030年代に火星に人類を送り込むことを目指していますが、火星と地球を往復するには最短でも1年半はかかるとされることから、今回の長期滞在で、人を安全に火星に送り込むのに必要な知識の習得や技術の開発につなげたい考えです。
2人を含む3人の宇宙飛行士を乗せたロシアの宇宙船「ソユーズ」は、日本時間の28日午前4時すぎ、中央アジアのカザフスタンにある基地から打ち上げられました。
ソユーズは日本時間の28日午前、ISSとドッキングし、その後、3人はすでに滞在している宇宙飛行士たちと合流し、抱き合うなどして互いの無事を喜び合いました。
ISSに1年もの間滞在するのは2人が初めてで、宇宙を飛び交う放射線や無重力状態が骨や筋力、それに眼球などの機能に及ぼす影響や、狭い空間での生活で生じる心理面での負担など、長期間の宇宙滞在が人体に与える影響を調べる計画です。
2人のうちケリーさんは、元宇宙飛行士で双子の兄のマークさんが1年間、地上での研究に参加し、異なる環境でどのような差が兄弟に現れるか比較します。
アメリカは2030年代に火星に人類を送り込むことを目指していますが、火星と地球を往復するには最短でも1年半はかかるとされることから、今回の長期滞在で、人を安全に火星に送り込むのに必要な知識の習得や技術の開発につなげたい考えです。