色覚異常を改善するメガネが誕生!生まれて初めて“色”を見た人々の反応が感動的
主に緑と赤が区別しにくい色覚異常。世界には3億人もいるとされているが、そんな人々のために新型の眼鏡が開発された。
手掛けたのはバルスパー社とエンクロマ社。彼らは共同で色を分ける特殊なフィルターを仕込んだ新しい眼鏡を開発し、色盲/色弱者がこれまで見られなかった色を認識させることに成功。
その眼鏡を色覚異常をもつ人々に試してもらった瞬間を捉えた動画がYouTube上で紹介されている。
「子供の絵がすべて灰色に見える」
色覚異常にはさまざまなケースがあり、赤や緑が同じように見えたり、ピンクや赤、黄緑と緑の区別がつきにくかったりする、とされる。そのため秋の紅葉を眺めても、他の木と同じにしか見えなかったり、どんな色も灰色に映ったりする場合もあるそう。
こちらが通常の色。
YouTube/Valspar Paint
こちらが色覚異常の人に見えている景色。
YouTube/Valspar Paint
同動画に出演する男性の1人は、幼い我が子が描いた絵がすべて灰色に見えてしまい、「私の子供たちがどのようにして色を混ぜ、それがどう視覚化されているのかを見ることができたらと思う」と切実な思いを語った。
生まれて初めての“色”に絶句
しかしそんな彼らが、最新の眼鏡をかけて初めて“色”を体験。
今まで見ることができなかったグラデーションを前に、息を飲んでただ立ち尽くす人々…
YouTube/Valspar Paint
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また 前述の男性は、子供がクレヨンで描いた絵を見て、「子供がクレヨンをたくさん使っていた理由がやっとわかった」と嬉しそうにコメント。
YouTube/Valspar Paint
「はずしたくないよ。」
最後に、建物の屋上から夕日を見た男性が思わずホンネをポロリ…
YouTube/Valspar Paint
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おそらく色覚が正常な人々には、彼らの喜びを真に理解することはできないかもしれない。しかしこの動画は、日頃自分たちが当たり前だと思っていることが、実はとても大切なことだと気付かせてくれるだろう。
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