いざというときに頼れる家族は近くにいないし、あまり近所付き合いもない。でも住み慣れた街で暮らし続けたい――。大都市に住む高齢者にとっては自然な感情だ。それならば新しく「家族」をつくってしまおう。こんな発想から生まれたのが「荻窪家族プロジェクト」。様々な世代の人間が「他人だけど適度な距離感」で暮らすシェアハウス計画だ。両親の介護経験から「これからの時代、家族だけでは支えきれない」と実感した瑠璃川正子さんが旗振り役になり、共感した現役世代が建物の設計から生活の規則づくりまで一緒に考え、様々な仕掛けを盛り込んだ。スタートラインに立ったばかりの「荻窪家族」という試みを追った。(生活情報部 河野俊、映像報道部 中野圭介)
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家族、縁結び